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Merck
ホーム定量PCR(qPCR)モレキュラービーコン

モレキュラービーコン

モレキュラービーコンは、高感度で配列特異的に作用するヘアピン型プローブです。in vitro 研究やqPCRでの配列検出に使用されます。 

モレキュラービーコンの用途

  • ・SNP検出
  • ・対立遺伝子の識別
  • ・病原体検出
  • ・マルチプレックス
  • ・ウイルス量の定量化
  • ・遺伝子発現解析
  • ・遺伝子コピー決定
  • ・エンドポイントジェノタイピング
  • in vitro定量または検出

モレキュラービーコンを使用することの利点

  • ・反応中にプローブが保存される
  • ・特異性の向上

Locked Nucleic Acid(LNA)挿入のメリット

  • ・熱安定性とハイブリダイゼーション特異性の向上
  • SNP検出、対立遺伝子識別、 in vitro 定量化または検出での精度向上
  • ・困難なターゲットシーケンスに対して、より高感度のプローブを容易に設計できます

モレキュラービーコンの働き

モレキュラービーコンは、プローブの両端で相補的なステムシーケンス(約4~6nt)によってヘアピンループコンフォメーション(約20~25nt)が保持された、一本鎖両末端標識蛍光プローブです。プローブの5'末端と3'末端にはそれぞれレポーター、クエンチャー分子があります。ループは、標的配列に相補的な一本鎖DNA配列です。レポーターとクエンチャーが近接しているため、レポーターの自然な蛍光発光が消光します。モレキュラービーコンの構造と仕組みは以下の通りです。

モレキュラービーコンの働き

図1.モレキュラービーコンの働き

モレキュラービーコンはそれぞれのターゲットシーケンスにハイブリダイズし、ヘアピンループ構造を開き、5'末端のレポーターを3'末端のクエンチャーから分離させます。クエンチャーがレポーターから離れることで、蛍光発光が起きます。測定される蛍光シグナルは、標的DNAの量に正比例します。

製品の特徴

  • 保証収量1、3、5、10OD
  • 精製:HPLC
  • シーケンス長:15~40塩基
  • 品質管理100%質量分析
  • 納品形態乾燥状態、褐色チューブで納品
  • ・カスタムフォーマットも可能(ノーマライゼーション、特殊プレートなど)

メルクのプローブは、実験計画を簡素化する形態でお届けしています。

保証収量

*1ODが3nmolまたは32µgに相当します。概算反応数は、25µL/200nM反応を行った場合(5.0pmol/反応)に基づく推定値です。評価は平均シーケンス長30塩基に基づいています。

一般的な蛍光色素分子とクエンチャーの組合せを下に示します:

スペクトル特性表

出荷スケジュール

*納品は国際輸送、通関の遅れなどの理由により遅れる場合があります。大規模プロジェクトは、プロジェクトのニーズに基づいて納品スケジュールに組み込まれます。

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