組織染色用ユニバーサル試薬
顕微鏡分析には、試料の調製、固定、染色、封入といった複数のステップがあります。細胞および組織での染色作業を網羅した一連の試薬を提供しています。これらは、ISO規格に厳密に適合するように品質管理された、信頼できるバッチ間で一貫した試薬です。
ルーチンの血液検査、組織検査、細胞染色および微生物学的用途のために、即時使用可能な試薬を含めて、さまざまな形態でご利用できるCE認証済みの試薬です。私たちの製品はラボの認定・監査の支援用にも最適です。また経済的なパックサイズでご提供し、保存できる期間も長く、お客様の作業を最大効率で可能にします。
関連製品資料
パンフレット:HARLECO色素・染色剤
(日本国内取扱いなし)フライヤー:Midas® III-Plus全自動ステイナー
(日本国内取扱いなし) カタログ:組織染色の色
固定培地
固定は、適切な固定剤を用いて、特定の生物学的組織検体の構造および完全性を保存し、同時に自己融解、分解および腐敗を防ぐように処理する手法です。個々の組織染色の試みを支援するため、あらゆる用途に合わせた分析グレードの固定剤を提供しています。これらには酢酸、アセトン、エタノール、メタノール、ホルムアルデヒド、そしてグルタルアルデヒド液、さらにM-Fix®のような固定スプレー剤も含まれます。
脱灰剤・組織柔軟化剤
脱灰剤は、顕微鏡検査におけるルーチンの組織検査手順で、組織試料中の骨およびその他の硬い組織を調製するために使用される試薬です。脱灰を失敗しないため、人気のある即時使用可能な2種類の試薬を提供しています。迅速脱灰液のOSTEOMOLL®と、緩やかに処理する脱灰液のOSTEOSOFT®です。これらは検査室または製薬研究での使用に極めて適しています。
包埋培地
包埋とは、各切片の品質を均一にし、組織を既定の硬さに均質化し、さらに均一な切片化を可能にするため、パラフィン、合成樹脂またはゼラチンなどの包埋剤の塊中で組織検体を閉じ込めることです。
私たちは、CE認証済みの高品質Histosec®包埋剤を提供しています。これには最適な包埋のため、同調因子DMSO(ジメチルスルホキシド)含有または不含で利用可能なポリマーで強化した選択的パラフィンが含まれ、組織検査室での使用に理想的です。
組織洗浄溶媒
効率的な顕微鏡検査のため、組織洗浄処理は検体の不透明度を下げるため、有機溶媒または水溶液に組織を浸漬させて行います。私たちの幅広い組織学グレードの溶媒は、ロット間で一貫しており、組織処理のあらゆるニーズに対応します。組織検査用溶媒は、長期保存のため、ガラス遮光瓶入り、カーボンスチール製フレックス注ぎ口の缶入り、そしてNPTスレッド付きカーボンスチール缶入りで提供しています。
封入培地
封入剤は、顕微鏡分析での光学的透明度を向上させるため、カバーガラス、組織検体およびスライドを一体化させるための水性または非水性の溶液(屈折率はほぼガラス)です。
ルーチンの組織検体、蛍光染色組織切片、ペルオキシダーゼ処理検体、またはアルカリホスファターゼによる免疫組織学的組織切片用に、幅広く選択できるようにスライド封入剤を用意しています。またヨウ化プロピジウム(PI)または4',6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)を含む封入剤も利用できます。
さらに、より環境に優しい代替製品として、Organo/Limonene Mount™も提供しています。これは即時使用可能な封入剤で、有機溶媒で脱水可能なカバーガラスをのせる染色組織および細胞塗抹標本に理想的です。
浸漬培地
浸漬剤は、浸漬対物レンズ(約40倍)を用いる高倍率顕微鏡分析のため、標本表面と顕微鏡レンズの間に適用する天然または合成のオイル液です。浸漬オイルにより、最適な拡大のための優れた屈折特性と均一性が得られます。さらに、私たちの浸漬剤はCE認証済みの製品です。
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