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Merck

マウス胚用培地

マウスの全胚培養は、哺乳類の発生生物学および出生異常の研究で用いられる重要な方法です。この技術により、器官発生期に培養開始したげっ歯類胚を用いた縦断研究が可能になりました。基本的なトランスジェニックマウスの作製では、安定的に遺伝子導入されて形質転換したマウス胚性幹(ES)細胞がマウス胚盤胞へ注入されます。胚の採取、操作、移植技術を最適化するために、私たちはマウス胚用培地と試薬を幅広く取り揃えています。



胚の取扱い・操作のためのHEPESベースの培地

  • M2培地:胚の採取時および培養用インキュベーター外で長時間取り扱う場合に多く使用
  • KSOM培地を改変したFHM培地:CO2インキュベーターの外で胚を操作する場合に使用

胚の培養・発生のための重炭酸ベースの培地

  • 改変M16培地:Krebs-Ringer重炭酸緩衝液を基にした伝統的な胚培養培地
  • KSOM培地:胚がtwo-cell blockを克服するのを可能にし、細胞分裂の促進をサポート。  メルク独自の培地により、胚盤胞の発生の収率を上昇させる

すべての培地は、マウス胚培養試験済みで、非常に高品質の原材料を用いて製造されています。

EmbryoMax® Advanced KSOM培地

EmbryoMax® Advanced KSOM培地は、マウス胚の回収と培養のためのall-in-one培地です。胚の回収と培養にそれぞれ2種類の異なる培地が必要だった従来の2ステップシステムを置き換えることができます。Advanced KSOM培地は、1つの培地で、空気中での胚の取り扱いとCO2インキュベーター内での培養を可能にします。

胚発生の6つの段階

図1.胚発生の6つの段階




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