ZRB1081

抗FMR1 (C末端) 抗体 クローン2B16 ZooMAb^®ウサギモノクローナル

recombinant, expressed in HEK 293 cells

• 別名: FMRP, シナプス機能制御因子FMR1, タンパク質FMR-1, 脆弱X精神遅滞タンパク質1
• UNSPSCコード: 12352203
• NACRES: NA.41

特性

• 由来生物: rabbit
• 品質水準: 200
• リコンビナント: expressed in HEK 293 cells
• 結合体: unconjugated
• 抗体製品の状態: purified antibody
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: 2B16, recombinant monoclonal; monoclonal
• 製品種目: ZooMAb^® learn more
• 形状: lyophilized
• 分子量: calculated mol wt 71.17 kDa; observed mol wt ~71 kDa
• 化学種の反応性: mouse, human
• 化学種の反応性（ホモロジーによる予測）: rat, monkey
• 包装: antibody small pack of 25 μL
• 環境により配慮した代替製品の特徴: Waste Prevention; Designing Safer Chemicals; Design for Energy Efficiency; Learn more about the Principles of Green Chemistry.
• 強化検証: recombinant expression; Learn more about Antibody Enhanced Validation
• sustainability: Greener Alternative Product
• テクニック: affinity binding assay: suitable; immunocytochemistry: suitable; immunohistochemistry: suitable; western blot: suitable
• アイソタイプ: IgG
• UniProtアクセッション番号: Q06787
• 環境により配慮した代替製品カテゴリ: Aligned,
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: 2-8°C
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... FMR1(2332) ; mouse ... Fmr1(14265) ; rat ... Fmr1(24948) ; rhesus monkey ... Fmr1(700138)

詳細

詳細

ZooMAb抗体は、全く新しい次世代のリコンビナント・モノクローナル抗体です。

すべてのZooMAb抗体はメルク独自のリコンビナント発現システムを用いて製造され、均一に精製し、安定で高い再現性のバッチ一貫性を提供するために細部にわたって管理しています。研究者の皆様にご利用いただけるように、優れたパフォーマンスのクローンを選抜して販売しています。また、すべての抗体において、そのターゲットで最もよく利用されるアプリケーションを含む複数のアプリケーションで、高い特異性と親和性を検証しています。

ZooMAbの詳細についてはこちらをご覧ください。

メルクは、グリーンケミストリーの12原則の1つ以上に則った、より環境に配慮した製品（グリーン代替品）をお客様にお届けできるよう最善の努力をします。この抗体は、保存剤を含まず、動物への危害や犠牲を伴わずに生産され、必要に応じて周囲環境で発送および保存できる卓越した安定性を有するため、「廃棄物抑制」、「安全性の高い化学物質のデザイン」および「エネルギー効率のためのデザイン」に合致しています。 詳細はこちらをクリックしてください。

特異性

クローン2B16は、シナプス機能制御因子FMR1を特異的に検出するZooMAbラビット・リコンビナント・モノクローナル抗体です。C末端領域に由来する18個のアミノ酸内のエピトープをターゲットとします。

免疫原

ヒトシナプス機能制御因子FMR1のC末端領域に由来する18個のアミノ酸に対応する、KLH結合直鎖ペプチド。

アプリケーション

アフィニティ結合アッセイこの抗体は、アフィニティ結合アッセイにおいてFMR1ペプチドと結合し、KD値は7.0 x 10^(-8)でした。

免疫組織染色（パラフィン）：希釈倍率1：1,000で使用、ヒト精巣組織切片のFMR1（C末端）が検出できます。

免疫細胞染色：希釈倍率1：1,000で使用、HeLa、A431、HUVEC、およびNIH 3T3細胞のFMR1（C末端）が検出できます。

注記：最適な希釈濃度や実験条件は、サンプルごとに異なる可能性がありますので、予備実験を経てご自身で決定してください。

抗FMR1（C末端） クローン2B16 ZooMAb（カタログ番号：ZRB1081）は、FMR1を特異的に検出するリコンビナント・ラビット・モノクローナル抗体であり、アフィニティ結合アッセイ、免疫細胞染色、免疫組織染色、およびウェスタンブロッティングでテストされています。

ターゲットの説明

シナプス機能制御因子FMR1（UniProt：Q06787；脆弱X精神遅滞タンパク質1、FMRP、タンパク質FMR-1としても知られる）は、ヒトのFMR1遺伝子（Gene ID：2332）によってコードされています。FMR-1は、主に脳でみられるホモ二量体の多機能ポリリボソーム関連RNA結合タンパク質です。FMR-1はメチル化依存的にFXR1とヘテロ二量体を形成することもあります。FMR-1はXPO1/CRM1依存的に核と細胞質を往復し、選択的mRNAスプライシング、mRNA安定性、mRNA樹状突起輸送、mRNAサブセットのシナプス後局所タンパク質合成の調節を介して、神経発達とシナプス可塑性において中心的な役割を果たします。FMR-1はmRNAの核外移行に関与しており、核外輸送因子NXF2とともにニューロンにおけるNXF1のmRNA安定性の調節に関与します。FMR-1は足場のシナプス後膜肥厚タンパク質DLG4/PSD-95、海馬神経細胞のミエリン塩基性タンパク質mRNA、グリア細胞のミエリン塩基性タンパク質mRNAをそれぞれ安定化し、この安定化は代謝調節型グルタミン酸受容体（mGluR）刺激に反応してさらに亢進します。mGluRの刺激に応答して、FMR1の標的mRNAは速やかに抑制が解除され、シナプスでの局所翻訳が可能になります。FMR-1は、ナトリウム活性化カリウムチャネルKCNT1のゲーティング活性の調節に役割を果たし、後根神経節（DRG）ニューロンの細胞体およびシナプス前終末における電位依存性カルシウムチャンネル電流密度を負に制御することが示されています。FMR-1はいくつかのセリン残基でリン酸化されており、セリン500のリン酸化が近くの他のセリン残基のリン酸化に必要です。リン酸化は個々のmRNA分子の結合には影響を及ぼさないが、ポリリボソームとの結合に影響を及ぼす可能性があります。非リン酸化FMR1は翻訳中のポリリボソームと会合していると報告されていますが、リン酸化FMR1の一部は見かけ上、停止しているポリリボソームと会合しています。FMR1遺伝子の変異は、中等度から重度の精神遅滞を特徴とする脆弱X症候群に関連します。メルクの独自技術で生成したこのZooMAbリコンビナント・モノクローナル抗体は、従来のモノクローナル抗体よりも大幅に増強された特異性、親和性、再現性、および安定性をもたらします。

物理的形状

5%トレハロースを含むPBSで凍結乾燥された精製リコンビナント・ラビット・モノクローナル抗体IgGで、通常の外観は粗いまたは半透明の樹脂。殺生物剤や、アジ化ナトリウムや動物由来の防腐剤は含まれていません。大きい容量の包装は25 μLの基本サイズを複数本にしてお送りしています。

再構成

25 μLで溶解後、300 μg/mL。アプリケーションおよびサンプルタイプごとの推奨する開始希釈倍率および／または力価に関するガイダンスをご参照ください。

保管および安定性

凍結乾燥製品は2～8℃で保存することを推奨します。溶解する前に、バイアルを短時間微量遠心して、バイアルの底に材料を沈降させてください。25 μLのろ過された実験室グレードの水またはPBSを加えて溶解します。溶解した抗体は、2～8℃で、または長期保存のために－20℃で保存できます。 凍結融解を繰り返さないでください。

法的情報

ZooMAb is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途向けのみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の販売用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1