T2879

チラミン 塩酸塩

≥98% (TLC), powder, neuromodulator

• 別名: 4-(2-アミノエチル)フェノール 塩酸塩, 4-ヒドロキシフェネチルアミン 塩酸塩, チロサミン 塩酸塩
• 化学式: HOC₆H₄CH₂CH₂NH₂ · HCl
• CAS番号: 60-19-5
• 分子量: 173.64
• Beilstein: 3627058
• EC Number: 200-462-5
• MDL番号: MFCD00012901
• UNSPSCコード: 12352116
• PubChem Substance ID: 24277896
• NACRES: NA.77

特性

• product name: チラミン 塩酸塩, ≥98%
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98%
• mp: 271-274 °C (lit.)
• 溶解性: H₂O: soluble 50 mg/ml, clear, colorless to faintly yellow
• SMILES記法: Cl[H].NCCc1ccc(O)cc1
• InChI: 1S/C8H11NO.ClH/c9-6-5-7-1-3-8(10)4-2-7;/h1-4,10H,5-6,9H2;1H
• InChI Key: RNISDHSYKZAWOK-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... ADORA2A(135) , ADORA2B(136) , ADORA3(140)

詳細

アプリケーション

チラミン塩酸塩の用途は以下のとおりです：

• 動脈血圧に影響を与えることなく下肢の血流を50％減少させるため、対照被験者と患者にアデノシンと併用投与
• 蛍光色素（Atto 488およびAtto 655）を用いて標識し、免疫蛍光分析におけるペルオキシダーゼの基質として使用。
• 5-（および-6）カルボキシフルオレセイン、スクシンイミジルエステル/ビオチンを用いて標識したジメチルホルムアミドで使用され、チラミドシグナル増幅におけるペルオキシダーゼの基質として使用。

生物化学的／生理学的作用

チラミンは神経系に局在する生体アミンであり、神経調節物質です 。チロシン脱炭酸酵素は、チロシンからのチラミン生成を触媒します。チラミンは多数の精神障害に関連することがわかっています。 チラミン摂取により、セロトニン、エピネフリン、およびノルエピネフリンの貯蔵が枯渇します。これにより、心血管機能、血圧、グルコース産生、および全身の代謝などの生物学的イベントが亢進します。また、うつ病、片頭痛、不眠症を引き起こします。チラミンはいくつかの食物源に存在します。食物の発酵および腐敗の進行により、チラミン含有量が増加します。

カテコールアミン神経終末に入り込み、偽伝達物質として放出されます。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves