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Merck

T150

Sigma-Aldrich

(−)-サリドマイド

>98%, solid

別名:

S(−)-2-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジニル)-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオン

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About This Item

実験式(ヒル表記法):
C13H10N2O4
CAS番号:
分子量:
258.23
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352207
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.77

ligand

thalidomide

アッセイ

>98%

形状

solid

光学活性

[α]23/D −62.6°, c = 2 in DMF(lit.)

反応適合性

reagent type: ligand

テクニック

cell culture | embryo: suitable

white

溶解性

DMSO: soluble
H2O: insoluble
ethanol: insoluble

オーガナイザー

Celgene

SMILES記法

O=C1CC[C@H](N2C(=O)c3ccccc3C2=O)C(=O)N1

InChI

1S/C13H10N2O4/c16-10-6-5-9(11(17)14-10)15-12(18)7-3-1-2-4-8(7)13(15)19/h1-4,9H,5-6H2,(H,14,16,17)/t9-/m0/s1

InChI Key

UEJJHQNACJXSKW-VIFPVBQESA-N

遺伝子情報

詳細

サリドマイドは立体異性体であり、2つのエナンチオマー状態で存在します。Sエナンチオマー(鏡像異性体)には催奇形性があります。サリドマイドは、フタルイミド環とグルタルイミド環の2つの結合環で構成されています。

アプリケーション

サリドマイドは、鶏胚およびヒト胚細胞における催奇形性効果の研究に使用されています。この研究では、サリドマイドがPTENを安定化させ、Aktの発現を抑制し、カスパーゼ依存性アポトーシスを活性化することにより、四肢欠損を引き起こすことが報告されました。サリドマイドは、マウス胚のグルタチオン媒介催奇形性抵抗性の研究にも使用されています

生物化学的/生理学的作用

(-)-サリドマイドは、炎症反応に不可欠な腫瘍壊死因子α(TNF-α)の生合成を選択的に阻害します。制吐薬であり、妊婦のつわりの治療に使用されます。また、サリドマイドは、ハンセン病、多発性骨髄腫、Crohn(クローン)病、およびヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の治療にも使用されます。′また、サリドマイドは血管新生を阻害します。末梢性ニューロパチー(神経障害)、顔面神経麻痺、Duane(デュアン)症候群および自閉症などのいくつかの疾患に関連しています。

特徴および利点

この化合物はCelgeneによって開発されました。製薬会社が開発したその他の化合物と、認可された医薬品/医薬品候補のリストを閲覧するには、ここをクリックしてください

調製ノート

(-)-サリドマイドはDMSOに可溶ですが、水とエタノールには不溶です。

ピクトグラム

Health hazardExclamation mark

シグナルワード

Danger

危険有害性情報

危険有害性の分類

Acute Tox. 4 Oral - Repr. 1B

保管分類コード

6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects

WGK

WGK 3

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

T150-10MG:
T150-BULK:
T150-VAR:
T150-100MG:
T150:
T150-25MG:


試験成績書(COA)

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Thalidomide-induced teratogenesis: History and mechanisms
Vargesson N
Birth Defects Research Part C: Embryo Today - Reviews, 105(2) (2015)
Thalidomide: the tragedy of birth defects and the effective treatment of disease
Kim JH and Scialli AR
Toxicological Sciences, 122(1) (2011)
Guo-Liang Duan et al.
International journal of biological macromolecules, 137, 1112-1120 (2019-07-05)
Six polysaccharides (SF-FB11, SF-HW21, SF-CA31, SF-HA41, SF-FF51, and SF-FR61) of similar molecular weights (MW) (30-50 kDa) were extracted from the fermentation liquor, mycelia, and basidiomata of Sparassis latifolia by different methods. Structural analyses of these purified polysaccharides indicated that they were
John H Sampson et al.
Molecular cancer therapeutics, 8(10), 2773-2779 (2009-10-15)
Conventional therapies for glioblastoma multiforme (GBM) fail to target tumor cells exclusively, such that their efficacy is ultimately limited by nonspecific toxicity. Immunologic targeting of tumor-specific gene mutations, however, may allow more precise eradication of neoplastic cells. The epidermal growth
Jürgen Knobloch et al.
Molecular pharmaceutics, 5(6), 1138-1144 (2009-05-13)
Thalidomide as an effective treatment for multiple myeloma and leprosy has also caused birth defects in thousands of children five decades ago particularly in Europe. Thus its use in humans remains limited. The rapid and fatal approval of thalidomide at

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