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Merck

SML1153

Sigma-Aldrich

Clostridium difficile産生トキシンB

≥95% (SDS-PAGE)

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About This Item

MDL番号:
UNSPSCコード:
12352200
NACRES:
NA.77

品質水準

アッセイ

≥95% (SDS-PAGE)

形状

lyophilized powder

保管温度

2-8°C

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詳細

C. difficile株VP10463(トキシノタイプ0)由来の精製天然トキシンB

生物化学的/生理学的作用

Rho(およびRhoファミリー低分子量GTPase)を不活化します。アクチン細胞骨格の脱制御、細胞球状化、細胞毒性、細胞シグナル伝達の変化を引き起こします。

Clostridium difficileは、抗菌薬に関連する偽膜性大腸炎の原因菌です。この細菌は2種類の高分子量外毒素、トキシンAとトキシンBを産生します。トキシンBはin vitroにおいてトキシンAよりもヒト結腸上皮を破壊する作用が強い。
トキシンBが細胞の球状化やアクチン細胞骨格の破壊を誘発する作用はトキシンAの100~1,000倍です。
陽イオン依存性UDP-グルコ-スグルコシルトランスフェラ-ゼであるクロストリジウム・デフィシル毒素A, Bは、Rho (およびRhoファミリ-の低分子量のGTPase) ファミリ-分子をモノグルコシル化して不活性化する細胞毒です。このモノグルコシル化作用には、アクチン細胞骨格の調節異常、細胞円形化、細胞毒性、細胞内シグナル伝達の変化が含まれます。Rhoタンパク質は、毒素A, BによりUDP-グルコ-スを補助基質としてモノグルコシル化されます。Rho, Rac, Cdc42は両毒素の標的となるRhoサブファミリ-に属しています。毒素A, Bにより修飾されない低分子量のGTP結合タンパク質には、Ras, Rab, Arf, Ranサブファミリ-およびヘテロ三量体Gタンパク質が含まれます。

特徴および利点

この化合物は、環状ヌクレオチドの研究用製品です。その他の環状ヌクレオチド製品を見つけるにはここをクリックしてください。他の研究用生理活性小分子の詳細については、sigma.com/discover-bsmをご覧ください。
本化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal TransductionのGTP結合タンパク質(低分子量)のページに掲載されています。ハンドブックの他のページを閲覧するには、ここをクリックしてください

再構成

SKU 50 μgを250 μLの滅菌蒸留水で溶解した時の内容物は、0.05 M Hepes、0.15 M塩化ナトリウム、5%ショ糖を含む緩衝液で調製した濃度約0.2 mg/mLのトキシンBとなります。

SKU 2 μgを100 μLの滅菌蒸留水で溶解した時の内容物は、0.05 M Hepes、0.15 M塩化ナトリウム、5%ショ糖を含む緩衝液で調製した濃度約0.02 mg/mLのトキシンBとなります。

その他情報

溶解後の液を-80~-20℃で凍結させると1年まで安定性を保つことが可能です。しかし、凍結融解を繰り返すと凝集が増加します。複数回の凍結融解や温度変化は避けてください。
混合:液を旋回させるかピペットで静かに混合します。ボルテックスを用いると凝集を促進することがあります。

ピクトグラム

Skull and crossbones

シグナルワード

Danger

危険有害性情報

危険有害性の分類

Acute Tox. 3 Oral - Acute Tox. 4 Dermal - Acute Tox. 4 Inhalation

保管分類コード

6.1A - Combustible, acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials

WGK

WGK 2


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

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文書ライブラリにアクセスする

Nucleotide sequence of Clostridium difficile toxin B gene.
Barroso L A, et al.
Nucleic Acids Research, 18(13), 4004-4004 (1990)
Clostridium difficile toxin B is more potent than toxin A in damaging human colonic epithelium in vitro.
Riegler M, et al.
The Journal of Clinical Investigation, 95(5), 2004-2011 (1995)
Glucosylation of Rho proteins by Clostridium difficile toxin B.
Just I, et al.
Nature, 375(6531), 500-500 (1995)

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

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