P3449

フロリジン 二水和物

from apple wood, ≥99% (HPLC)

• 別名: 1-[2-(β-D-グルコピラノシルオキシ)-4,6-ジヒドロキシフェニル]-3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-プロパノン, フロリジン 二水和物, フロレチン 2′-β-D-グルコシド, フロレチン2′-β-D-グルコピラノシド
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₁H₂₄O₁₀ · 2H₂O
• CAS番号: 7061-54-3
• 分子量: 472.44
• Beilstein: 66621
• EC Number: 200-487-1
• MDL番号: MFCD00149438
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24898413
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: apple wood
• アッセイ: ≥99% (HPLC)
• フォーム: powder
• mp: 113-114 °C (lit.)
• SMILES記法: O.O.OC[C@H]1O[C@@H](Oc2cc(O)cc(O)c2C(=O)CCc3ccc(O)cc3)[C@H](O)[C@@H](O)[C@@H]1O
• InChI: 1S/C21H24O10.2H2O/c22-9-16-18(27)19(28)20(29)21(31-16)30-15-8-12(24)7-14(26)17(15)13(25)6-3-10-1-4-11(23)5-2-10;;/h1-2,4-5,7-8,16,18-24,26-29H,3,6,9H2;2*1H2/t16-,18-,19+,20-,21-;;/m1../s1
• InChI Key: XQWBNXSENPTIDY-YXMARJSJSA-N

詳細

アプリケーション

フロリジン二水和物は以下の用途に使用されています。

• 血糖値を下げる効果を試験するためのNa^+-グルコース共輸送阻害剤
• シカモア（Sycamore）細胞におけるグルコース誘導体2-(N-(7-ニトロベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ)-2-デオキシグルコース（2-NBDG）の取込みを防止するためのヘキソース担体阻害剤
• Dox誘導性の細胞傷害性に与える保護効果を調べるための胚性心筋細胞株H9C2における非特異的なナトリウム-グルコース共輸送体2（SGLT2）阻害剤

生物化学的／生理学的作用

フロリジンは、リンゴの葉や樹皮に存在する配糖体です。また、リンゴ果実の皮や果肉にも含まれています。フロリジンは、ジヒドロカルコンクラスの化合物に属します。ラクターゼは、小腸上皮細胞内でフロリジンをフロレチンとグルコースに異化（代謝作用で分解）します。フロリジンは抗糖尿病薬であり、フロレチンと同等に生物学的に利用可能です。

特徴および利点

実験的な糖尿誘発に用いられます。

その他情報

ジヒドロカルコングリコシドはリンゴの木に見出されます。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves