H9408

β-ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ Pseudomonas lemoignei由来

lyophilized powder, ≥200 units/mg protein

• 別名: (R)-3-ヒドロキシ酪酸:NAD⁺オキシドレダクターゼ, 3-HBDH
• CAS番号: 9028-38-0
• Enzyme Commission number: 1.1.1.30 (BRENDA, IUBMB)
• MDL番号: MFCD00130633
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.54

特性

• 由来生物: bacterial (Pseudomonas lemoignei)
• 品質水準: 200
• フォーム: lyophilized powder
• 比活性: ≥200 units/mg protein
• 精製方法: chromatography
• その他の活性: lactic dehydrogenase ≤0.05%; malic dehydrogenase ≤0.1%
• 保管温度: −20°C

詳細

詳細

D-β-ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ（BDH）は、膜結合型脂質要求酵素です。

アプリケーション

βPseudomonas lemoignei由来‐ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼは、アセト酢酸生成を確認するための共役活性測定に使用されています。

Williamson D.H.およびMellanby J.の酵素分析法、Bergmeyer　 H.編、第2版、4、1836（1974）によるアセト酢酸およびD(-)-3-ヒドロキシ酪酸の定量に適しています。

生物化学的／生理学的作用

Paracoccus denitrificansでは、3-ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼは、細胞内のポリヒドロキシ酪酸塩およびポリヒドロキシ吉草酸塩の分解において重要な役割を果たしています。

哺乳類系では、β-ヒドロキシ酪酸脱水素酵素はミトコンドリア内膜に局在し、活性を示すためにはホスファチジルコリンを必要とします。これに対して、緑膿菌から分離される酵素は、リン脂質アロステリックアクチベ-タを必要としない可溶性細胞質酵素です。代謝エネルギ-源としてケトン体を利用するのに、この酵素が必要です。この酵素は、ケトン体がクエン酸に変換する最初のステップである3-ヒドロキシ酪酸のアセト酢酸への酸化を触媒します。生じたクエン酸はトリカルボン酸回路(クレブス回路)を経てさらに代謝されます。

単位の定義

1ユニットは、pH 7.8、37°C、1分間で、1.0 μmolのD-β-ヒドロキシ酪酸をアセト酢酸へと酸化する酵素量です。

物理的形状

スクロース、β-NADおよびTrisバッファー塩を含有する凍結乾燥粉末

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, multi-purpose combination respirator cartridge (US)