E2250

エラグ酸

≥95% (HPLC), powder, from tree bark

• 別名: 4,4′,5,5′,6,6′-ヘキサヒドロキシジフェン酸 2,6,2′,6′-ジラクトン, Benzoaric acid, アリザリンイエロー, エラグ酸, エラゴスタシン, ラギスターゼ
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₄H₆O₈
• CAS番号: 476-66-4
• 分子量: 302.19
• Beilstein: 47549
• EC Number: 207-508-3
• MDL番号: MFCD00006914
• UNSPSCコード: 12352205
• PubChem Substance ID: 24894460
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: tree bark
• アッセイ: ≥95% (HPLC)
• 形状: powder
• シェルフライフ: 5 yr
• 溶解性: 1 M NaOH: 10 mg/mL
• アプリケーション: metabolomics; vitamins, nutraceuticals, and natural products
• SMILES記法: Oc1cc2C(=O)Oc3c(O)c(O)cc4C(=O)Oc(c1O)c2-c34
• InChI: 1S/C14H6O8/c15-5-1-3-7-8-4(14(20)22-11(7)9(5)17)2-6(16)10(18)12(8)21-13(3)19/h1-2,15-18H
• InChI Key: AFSDNFLWKVMVRB-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... CSK(1445) , DYRK1A(1859) , GSK3B(2932) , SRC(6714) ; rat ... Lyn(81515) , Syk(25155)

詳細

詳細

エラグ酸は、多くの果物や野菜に二次植物代謝物として天然に存在するフェノール酸です。緑茶、ザクロ、イチゴ、ブラックベリー、ラズベリー、およびウォールナッツによくみられます。

アプリケーション

エラグ酸は、以下の用途に使用されています：

• Lactobacillus plantarumCECT 748Tによる食事性フェノール酸の代謝を検討するため
• Lactobacillus plantarumタンナーゼの高産生の潜在的基質として
• イラクサのフェノール化合物および抗酸化活性を検討するための試験における標準物質として
• 食事性エラグ酸と脂質生成のエピジェネティックな調節の間の関連を検討するため

生物化学的／生理学的作用

エラグ酸は、低比重リポタンパク質の酸化に対する阻害作用を有することで抗酸化活性を示すことが明らかにされています。これにより、ヒトに対し心臓保護効果を示します。また、抗発がん、抗線維化、抗プラスモジウム、アポトーシス、および化学保護活性も示します。

一般的に存在する植物ポリフェノールであり、グルタチオンS-トランスフェラーゼの阻害剤です。血漿中の因子XIIaの定量に使用されます。血液凝固における活性化に関与します。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves