D8440

15-デオキシ-Δ^12,14-プロスタグランジンJ₂

≥95% (HPLC), 1 mg/mL in methyl acetate

• 別名: 11-オキソプロスタ-(5Z,9,12E,14E)-テトラエン-1-酸, 15-デオキシ-Δ12,14-PGJ₂
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₀H₂₈O₃
• CAS番号: 87893-55-8
• 分子量: 316.43
• EC Number: 201-185-2
• MDL番号: MFCD00065806
• UNSPSCコード: 12352211
• PubChem Substance ID: 329798863
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥95% (HPLC)
• 形状: liquid
• 濃度: 1 mg/mL in methyl acetate
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CCCCC\C=C\C=C1/[C@@H](C\C=C/CCCC(O)=O)C=CC1=O
• InChI: 1S/C20H28O3/c1-2-3-4-5-6-10-13-18-17(15-16-19(18)21)12-9-7-8-11-14-20(22)23/h6-7,9-10,13,15-17H,2-5,8,11-12,14H2,1H3,(H,22,23)/b9-7-,10-6+,18-13+/t17-/m0/s1
• InChI Key: VHRUMKCAEVRUBK-GODQJPCRSA-N

詳細

詳細

15-デオキシ-Δ12,14-プロスタグランジンJ2（15d-PGJ2）は、プロスタグランジンJ12（PGJ2）の代謝産物であり、自然に生じるプロスタグランジンD2誘導体です。炎症プロセスで産生されます。

アプリケーション

15-デオキシ-Δ12,14-プロスタグランジンJ2は、次の用途で使用されています。

• 血管新生脂肪組織モデルにおける脂質蓄積、生存率/ミトコンドリア活性、および脈管構造の量に対するその作用を研究するため。
• 腸脂肪酸結合タンパク質（I-FABP）経路を活性化するために、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体（PPARγ）アゴニストとして。
• 誘導神経幹細胞/前駆細胞（NSPC）に用いる培養培地のサプリメントとして。γ

生物化学的／生理学的作用

15-デオキシ-Δ12,14-プロスタグランジンJ2（15d-PGJ2）は、in vivoで炎症反応を調節します。また、15d-PGJ2は、核内転写因子（NF）-κB依存性転写に対するPPARγ非依存性阻害を誘発します。抗血管新生因子として機能し、内皮細胞アポトーシスを引き起こします。

PPARγ(ペルオキシソ-ム増殖因子活性化レセプタ-)の選択的アゴニストです。PPARγおよびシクロオキシゲナ-ゼ-2(COX-2)を発現するがん細胞株の増殖を阻害します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS02,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H225,H319,H336
• 注意書き: P210 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Flam. Liq. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Central nervous system
• 補足的ハザード: EUH066
• 保管分類コード: 3 - Flammable liquids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): 15.8 °F - closed cup
• 引火点(℃): -9 °C - closed cup
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves