D4008

ダンシルカダベリン

≥97% (TLC)

• 別名: N-(5-アミノペンチル)-5-ジ­メチルアミノナフタレン-1-スルホンアミド, N-(ジメチル­アミノ­ナフサ­レン­スルホニル)-1,5-ペンタン­ジアミン, モノダンシルカダベリン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₇H₂₅N₃O₂S
• CAS番号: 10121-91-2
• 分子量: 335.46
• Beilstein: 2951070
• EC Number: 233-326-9
• MDL番号: MFCD00042704
• UNSPSCコード: 12352108
• PubChem Substance ID: 24893805
• NACRES: NA.32

特性

• アッセイ: ≥97% (TLC)
• フォーム: powder
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CN(C)c1cccc2c(cccc12)S(=O)(=O)NCCCCCN
• InChI: 1S/C17H25N3O2S/c1-20(2)16-10-6-9-15-14(16)8-7-11-17(15)23(21,22)19-13-5-3-4-12-18/h6-11,19H,3-5,12-13,18H2,1-2H3
• InChI Key: MLEBFEHOJICQQS-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

ダンシルカダベリンは、モノダンシルカダベリン（MDC）とも呼ばれている、リソソーム作用剤です。これは、酸性で脂質が豊富な領域に存在します。ダンシルカダベリンは、溶媒極性プローブとしても働きます。これは小胞輸送を阻害し、L細胞を前処理した場合に細胞内で隔離されるロタウイルスが減少します。

アプリケーション

メタノール中でのダンシルカダベリンのλexは335 nm、λemは512 nmと報告されています。これは下記の用途で使用されています：

• ヒト近位尿細管HK-2細胞（62）、マウスJ774A.1マクロファージおよびヒトA549上皮細胞（63）におけるエンドサイトーシス阻害剤
• 蛍光顕微鏡を用いた研究において心筋細胞の自食作用胞の標識（64）
• 強直性脊椎炎（AS）試料中の線維芽細胞のモノダンシルカダベリン（MDC）染色 （65）

生物化学的／生理学的作用

自動蛍光色素であるダンシルカダベリンやモノダンシルカダベリン(MSC)は、自食作用のモニターに広く使用されています。MDCは、鉄トラッピングと膜の脂肪との特異相互作用の組み合わせによって自食性液胞中に選択的に蓄積します。

包装

底の開いたガラス瓶内容物は内部に挿入され接着された円錐部に入っています。

空気と反応するため、不活性ガス下で取り扱ってください。

その他情報

ダンシルカダベリンの溶解度は、メタノール(10 mg/mL)で検査されます。ダンシルカダベリンがDMSOと酢酸に溶解することも報告されています。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves