C3118

CPNQ

≥98% (HPLC), solid

• 別名: 5-[4-(4-chlorobenzoyl)-1-piperazinyl]-8-nitroquinoline, B2
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₀H₁₇ClN₄O₃
• CAS番号: 115687-05-3
• 分子量: 396.83
• MDL番号: MFCD02039810
• UNSPSCコード: 12352202
• PubChem Substance ID: 329775023
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: solid
• 色: brown
• 溶解性: H₂O: insoluble <2 mg/mL; DMSO: >5 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: [O-][N+](=O)c1ccc(N2CCN(CC2)C(=O)c3ccc(Cl)cc3)c4cccnc14
• InChI: 1S/C20H17ClN4O3/c21-15-5-3-14(4-6-15)20(26)24-12-10-23(11-13-24)17-7-8-18(25(27)28)19-16(17)2-1-9-22-19/h1-9H,10-13H2
• InChI Key: KLNPVNZJCWIQSK-UHFFFAOYSA-N

詳細

生物化学的／生理学的作用

ハンチントン病のハンチンチンやパーキンソン病のαシヌクレインなど、多くの神経変性疾患にはミスホールドしたタンパク質の蓄積がみられます。病原タンパク質は様々な立体構造をとることができ、蓄積しやすく、比較的大きな細胞質内封入体や核内封入体を形成する傾向があります。CPNQ(B2)は、ハンチントン病細胞モデル、パーキンソン病細胞モデル双方の封入体形成を促す化合物として同定されました。この化合物は凝集体形成作用をもつにかかわらず、ハンチンチンによるプロテアソーム機能不全を防ぎ、αシヌクレインによる毒性を低下させます。以上の結果は、封入体形成を促す化合物によって実際はハンチントン病とパーキンソン病の双方の細胞の異常が改善されることを示しており、タンパク質のミスフォールディングに起因する神経変性疾患の治療の手がかりを示しています。封入体を増加させるにもかかわらず、毒性を低下させるB2の作用は、封入体が有毒ではなく、むしろ有益であること示唆しており、分子標的または分子機序として検討されることになると思われます。CPNQ(B2)はハンチントン病、パーキンソン病双方の研究に適したツールです。

その他情報

Product is air sensitive.

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H301,H315,H319,H335
• 注意書き: P301 + P310 + P330 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Oral - Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P2 (EN 143) respirator cartridges