A8986

アレキシジン 二塩酸塩

≥95% (HPLC)

• 別名: 1,1′-ヘキサメチレン-ビス(5-[2-エチルヘキシル]ビグアニド)
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₆H₅₆N₁₀ · 2HCl
• CAS番号: 1715-30-6
• 分子量: 581.71
• EC Number: 216-994-6
• MDL番号: MFCD00082369
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329771026
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥95% (HPLC)
• フォーム: powder
• 保管条件: desiccated
• 色: white to off-white
• 溶解性: DMSO: ≥10 mg/mL
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: Cl.Cl.CCCCC(CC)CNC(=N)NC(=N)NCCCCCCNC(=N)NC(=N)NCC(CC)CCCC
• InChI: 1S/C26H56N10.2ClH/c1-5-9-15-21(7-3)19-33-25(29)35-23(27)31-17-13-11-12-14-18-32-24(28)36-26(30)34-20-22(8-4)16-10-6-2;;/h21-22H,5-20H2,1-4H3,(H5,27,29,31,33,35)(H5,28,30,32,34,36);2*1H
• InChI Key: BRJJFBHTDVWTCJ-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

アレキシジン二塩酸塩は、下記で使用されています：

• 唾液由来マイクロコズムバイオフィルムにおける抗菌活性を検討するための防腐薬として
• 予備呼吸能およびCD8⁺ T細胞の生存能に対する影響を検討するためのprotein tyrosine phosphatase localized to the mitochondrion 1（PTPMT1）として
• ヒトサイトメガロウイルス（HCMV）感染ヒト包皮線維芽（HFF）細胞におけるHCMV複製に対する抗ウイルス作用を検討するためのPTPMT1阻害薬として

生物化学的／生理学的作用

アレキシジン二塩酸塩は、ビスビグアニド化合物です。頭頸部癌の治療に関して研究されています。また、アレキシジン二塩酸塩は、 複数の真菌種に対する抗バイオフィルムおよび抗真菌活性を示します。抗癌活性により、哺乳類細胞においてミトコンドリアアポトーシスを生じさせます。アレキシジン二塩酸塩は、口腔消毒剤およびコンタクトレンズ液の成分です。

アレキシジン二塩酸塩は、強力な選択的PTPMT1（ミトコンドリアに局在化するプロテインチロシンホスファターゼ1）阻害剤です。アレキシジンは、単離されたラット膵島によるインスリン分泌を増加させます。

特徴および利点

本化合物は、受容体分類およびシグナル伝達ハンドブックの、リン酸化タンパク質ホスファターゼ（チロシン）のページに記載されています。他のハンドブックページをご覧になる場合は、こちらをクリックしてください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable