A3611

アラキドン酸

from non-animal source, ≥98.5% (GC)

• 別名: cis,cis,cis,cis-5,8,11,14-エイコサテトラエン酸, Immunocytophyte, エイコサ-5Z,8Z,11Z,14Z-テトラエン酸
• 化学式: CH₃(CH₂)₄(CH=CHCH₂)₄CH₂CH₂CO₂H
• CAS番号: 506-32-1
• 分子量: 304.47
• Beilstein: 1713889
• EC Number: 208-033-4
• MDL番号: MFCD00004417
• UNSPSCコード: 12352211
• PubChem Substance ID: 329770839
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: non-animal source
• 品質水準: 300
• アッセイ: ≥98.5% (GC)
• 形状: liquid
• 屈折率: n20/D 1.4872 (lit.)
• bp: 169-171 °C/0.15 mmHg (lit.)
• mp: −49 °C (lit.)
• 密度: 0.922 g/mL at 25 °C (lit.)
• 官能基: carboxylic acid
• 脂質タイプ: omega FAs
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: OC(CCC/C=C\C/C=C\C/C=C\C/C=C\CCCCC)=O
• InChI: 1S/C20H32O2/c1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12-13-14-15-16-17-18-19-20(21)22/h6-7,9-10,12-13,15-16H,2-5,8,11,14,17-19H2,1H3,(H,21,22)/b7-6-,10-9-,13-12-,16-15-
• InChI Key: YZXBAPSDXZZRGB-DOFZRALJSA-N

詳細

アプリケーション

<ul>
<li><strong>大腸がんにおける長鎖 n-3 PUFA の阻害役割に関連する分子メカニズム：</strong>この研究では、アラキドン酸などの長鎖多価不飽和脂肪酸が大腸がんのメカニズムに与える影響について議論しています。この研究は、脂質代謝とシグナル伝達経路の調節による抗炎症およびがん阻害の役割に焦点を当てています （Jayathilake et al., 2024）。</li>
<li><strong>Zhilining Formula は、AHR/NF-Bp65 軸を介して炎症と腸バリア機能不全を抑制することで、DSS 誘発性大腸炎を緩和します。</strong>本稿では、炎症の抑制と腸管バリア機能の回復におけるアラキドン酸′の役割について紹介します。これは炎症性疾患の理解と治療戦略の開発に不可欠です （Zhou et al., 2024）。</li>
<li><strong>5,6-ジヘテラクトン（EPA-L）は、内皮 GPR-PLC-IP（3）シグナル伝達経路を活性化することで高血圧性微小血管拡張を媒介します：</strong>アラキドン酸代謝物の心血管への影響、特に高血圧治療戦略に影響を与える可能性のある微小血管反応における役割について調査します （Asulin et al., 2024）。</li>
</ul>

生物化学的／生理学的作用

アラキドン酸(AA)は、細胞膜中にリン脂質成分として存在する不飽和ω⁶脂肪酸です。ホスホリパーゼA2は、炎症に応答して膜リン脂質からアラキドン酸を放出します。アラキドン酸はその後、少なくとも2つのシクロオキシゲナーゼ(COX)アイソフォームによってプロスタグランジンとトロンボキサンに代謝され、リポキシゲナーゼによってロイコトリエンとリポキシンに代謝され、チトクロームP450に触媒される代謝作用でエポキシエイコサトリエン酸になります。アラキドン酸とその代謝産物は、シグナル伝達、平滑筋収縮、走化性、細胞の増殖と分化、アポトーシスなどの様々な生物学的過程で重要な役割を果たします。アラキドン酸は、Gタンパク質のサブユニットに結合し、Ras GTPアーゼ活性化タンパク質(GAP)の活性を抑制することが実証されています。細胞のアラキドン酸摂取はエネルギーに依存し、タンパク質によって促進される細胞膜を透過する輸送に関与しています。

アラキドン酸はMDA-MB-435ヒト転移癌細胞の細胞外マトリクス分子（コラーゲンIV、ビトロネクチン）への接着を促進します。

包装

密封アンプル入り

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319
• 注意書き: P264 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338 - P332 + P313 - P337 + P313
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2
• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): 235.4 °F - closed cup
• 引火点(℃): 113 °C - closed cup