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ヘキソキナーゼ（HK）

suspension, suitable for detection

• 別名: HK, ヘキソキナーゼ
• Enzyme Commission number: 2.7.1.1 (BRENDA, IUBMB)
• UNSPSCコード: 12352204

特性

• フォーム: suspension
• 品質水準: 100
• 比活性: ~450 units/mg protein (At 25 °C and pH 7.6 with D-glucose and ATP as the substrates.)
• 包装: pkg of 1 mL (1,500 U)
• メーカー／製品名: Roche
• pH範囲: 6.0-8.0
• アプリケーション: detection
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

ATP：D-ヘキソース 6-ホスホトランスフェラーゼ

ヘキソキナーゼには3つのアイソザイム（タイプI、タイプII、タイプIII）が存在し、細胞内局在、触媒特性、制御特性が異なります。 タイプIアイソザイムは、グルコースをエネルギー産生のため解糖系代謝に誘導する異化機能を持ちます。タイプII及びタイプIIIアイソザイムの働きは、グリコーゲン合成のためのG6P産生や脂質合成のためのホスホグルコン酸経路での代謝などの同化機能です。タイプI及びタイプIIアイソザイムは、ミトコンドリアに結合することが見出されています。タイプIIIアイソザイムは数種類の細胞で核周囲に局在することが見出されています。

ヘキソキナーゼは486アミノ酸から成り、クエン酸／リン酸バッファー中の分子量は57,000 Dです（SDS-PAGE）。別のバッファー条件下では二量体を形成することが可能です。

アプリケーション

ヘキソキナーゼは、食品や生物試料中のD-グルコース、D-フルクトース、D-ソルビトールの測定にご使用ください。またヘキソキナーゼは、グルコースやフルクトースに変換可能な他のサッカライドのアッセイにも使用できるので、多くのグリコシドのアッセイに有用です。
ヘキソキナーゼは一酸化窒素の酵素的検出、ルミネッセンスアッセイによるATP測定に使用されています。

ヘキソキナーゼ（HK）は酵素アッセイ及び化学発光アッセイで使用されています。またATP濃度測定にも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

ヘキソキナーゼは、ヘキソースのヘキソース-6-リン酸へのATP依存的な変換を触媒します。またグルコース代謝の最初のステップでグルコース-6-リン酸（G6P）形成を触媒することから、糖分解酵素とも呼ばれます。真核生物では、グルコースセンサーとして機能します。

品質

混入物質：<0.002％、PGI、<0.0005％、G6P-DH、GR（それぞれ）、<0.001％ CK、MK、6-PGDH、ADH（それぞれ）、<0.05％ GIDH、インベルターゼ（β-フラクトシダーゼ）（それぞれ）、<30 μg/mLグルコース（酵素的）

単位の定義

ユニットアッセイ：ヘキソキナーゼ活性の測定では、0.1 M トリエタノールアミンバッファー（pH 7.6）、6.5 mM MgCI₂、2.7 mM ATP、0.83 mM NADP溶液中の0.22 Mグルコースを、1.7 U グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ存在下で適量のヘキソキナーゼ（10～20 mU）と＋25℃でインキュベートします（合計容量：3.0 mL）。酵素活性は340 nm（＝6.3 [I × mmol/l^-1 × cm-1]）又は365 nm（ ＝ 3.5 [I × mmol/l^-1 × cm^-1]）の吸光度の増加から算出します。

物理的形状

3.2 M硫酸アンモニウム（約pH 6.5）懸濁液

調製ノート

アクチベーター：ヘキソキナーゼは活性にMg²⁺イオンが必要です（K_m＝2.6 mM）。カテコールアミンも活性を増強します。
安定化剤：チオール

その他情報

ライフサイエンス研究専用。診断目的での使用はできません。

安全性情報

• 保管分類コード: 12 - Non Combustible Liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): does not flash
• 引火点(℃): does not flash