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由来生物
human (Recombinant)
品質水準
抗体製品の状態
purified immunoglobulin
抗体製品タイプ
primary antibodies
クローン
D1(A12), monoclonal
化学種の反応性
human
以下との反応禁止
mouse (Kwok, H.F., et al. (2014). Protein Eng. Des. Sel. 27(6):179-190.)
テクニック
flow cytometry: suitable
アイソタイプ
IgG1κ
NCBIアクセッション番号
UniProtアクセッション番号
輸送温度
ambient
ターゲットの翻訳後修飾
unmodified
遺伝子情報
human ... ADAM17(6868)
詳細
Disintegrinとタンパク質17を含むメタロプロテイナーゼドメイン(UniProt:P78536; 別名:EC:3.4.24.86、ADAM 17、Snake venom-like protease、TNF-alpha convertase、TNF-alpha-converting enzyme、TACE、 CD156b)はADAM17(別名:CSVP、TACE)遺伝子(遺伝子ID:6868)によってコード化されます。TACEは膜結合した金属プロテアーゼであり、多くの病理的に重要な膜基質を可溶化します。成熟したADAMファミリーの細胞外ドメインは球形金属プロテアーゼ触媒ドメイン、ジスルフィド依存性辞すインテグリン・システインリッチ(Dis-Cys)ドメイン、および、場合によっては、上皮増殖因子(EGF)様ドメインを含みます。ADAM17の活性は複数回の翻訳後修飾を経ることによって調節されます。C-末端の細胞質ドメインには3つのリン酸化部位が存在します(T735、S791、および(S819))。ERK1/2が仲介するT735のリン酸化はADAM17の成熟と表面発現を調節すると報告されています。TACEは狭いエンドペプチダーゼ特異性を示します。TACEはTNF-alphaの膜結合前駆体を開裂させて成熟した可溶型とし、何種類かの他の細胞表面から次のようなタンパク質を放出させます:p75 TNF-受容体、インターロイキン、インターロイキン1タイプII、p55 TNF-受容体、形質転換成長因子-alpha、L-セレクチン、成長ホルモン受容体、MUC1およびアミロイド前駆体タンパク質。クローンD1(A12)はTACE細胞外ドメインに高度の親和性(Kd = 0.46 nM)を示し、最も選択可能性の高い細胞-表面ADAM阻害剤です。クローンD1はTACE細胞外ドメイン全体、あるいは孤立した触媒作用ドメイン(Kd = 5.21 nM)のどちらにでも独立して結合します。細胞表面TACEを阻害するという観点からは、N-TIMP3よりも5倍ほど高い能力を持つことが示されています。ADAM17遺伝子の変異は皮膚の炎症、腸疾患、新生児敗血症1(NISBD1)を引き起こすことが知られており、これらは皮膚、毛髪、消化管の炎症を伴います。
特異性
カタログ番号MABT884はリコンビナント・ヒトIgG1であり、ヒトTACEの非触媒Dis-Cysドメインに親和性を示す重鎖可変領域(VH)と、ヒトTACEの触媒ドメインに結合する軽鎖可変領域(LH)を含みます(Tape, C.J., et al. (2011).Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 108(14):5578-5583).D1(A12)のVH領域はファージライブラリから取り出したscFv named D1から導かれており、43人のドナーが提供してプールされたリンパ球から生成された(Schofield, D.J., et al. (2007).Genome Biol. 8(11):R254).続いて、D1 VH cDNAのクローンをnaïveヒトVLファージディスプレイライブラリへ移植してハイブリッドD1(A12) scFv(Dis-Cysドメインと触媒ドメインの両方へ親和性を示す)を同定、分離できるようにします。次に、D1 VHとA12 VL cDNAのクローンをpBudCE4.1ヒトIgG1表現ベクターへ移植して、HEK293細胞でリコンビナント抗体を生成できるようにしました(Tape, C.J., et al. (2011).Proc. Natl. Acad. Sci. USA.108(14):5578-5583)。
免疫原
エピトープ:細胞外ドメイン
選択性のセクション参照。
アプリケーション
Inhibits Activity/Function: 代表的なロットの6 µg/mLを使用して、刺激を与えた一次ヒトNK細胞表面からのTACE仲介CD16放出を阻害しました(試料ご提供:Zachary Davis, Ph.D., University of Minnesota, USA)。
Inhibits Activity/Function: 代表的なロットを使用して、ヒト細胞(培養とマウスin vivoの両方)表面からのTACE-仲介基質放を阻害しました(Issuree, P.D., et al. (2013).J. Clin. Invest. 123(2):928-932; Richards, F.M., et al. (2012).PLoS One.7(7):e40597; Tape, C.J., et al. (2011).Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 108(14):5578-5583).
Inhibits Activity/Function: 代表的なロットを使用して、ヒト細胞(培養とマウスin vivoの両方)表面からのTACE-仲介基質放を阻害しました(Issuree, P.D., et al. (2013).J. Clin. Invest. 123(2):928-932; Richards, F.M., et al. (2012).PLoS One.7(7):e40597; Tape, C.J., et al. (2011).Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 108(14):5578-5583).
このヒトモノクロナールAnti-TACE、クローンD1(A12)、カタログ番号 MABT884、を使用してTACE/ADAM17を検出します。この方法はフローサイトメトリーとActivity/Function Inhibition法で検証されています。
研究のカテゴリ
アポトーシス&癌
アポトーシス&癌
品質
Hele細胞でフローサイトメトリーにより評価。
フローサイトメトリー:0.2/µg(2 µgの本抗体は、100万個のHela細胞の表面でTACEの発現を検出しました。
フローサイトメトリー:0.2/µg(2 µgの本抗体は、100万個のHela細胞の表面でTACEの発現を検出しました。
ターゲットの説明
93.02/91.12/68.22 kDa (prepro-/pro-/mature型) 計算値
物理的形状
PBS中の精製リコンビナント・ヒトIgG1(アザイド非含有)
フォーマット:精製
保管および安定性
-20°Cで受領日から1年間安定です。
取扱い推奨事項:25 μLのろ過された実験室グレードの水またはPBSを加えて溶解します。微小遠心管に分注してから、-20°Cで保存してください。凍結融解を繰り返さないでください。IgGに損傷を与える、または製品性能に影響を及ぼすおそれがあります。
取扱い推奨事項:25 μLのろ過された実験室グレードの水またはPBSを加えて溶解します。微小遠心管に分注してから、-20°Cで保存してください。凍結融解を繰り返さないでください。IgGに損傷を与える、または製品性能に影響を及ぼすおそれがあります。
その他情報
濃度:ロットに固有のデータシートを参照してください。
免責事項
メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。
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保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
WGK
WGK 2
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
MABT884:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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