おすすめの製品
由来生物
mouse
品質水準
抗体製品の状態
purified immunoglobulin
抗体製品タイプ
primary antibodies
クローン
6F-H2, monoclonal
化学種の反応性
human, mouse
メーカー/製品名
Chemicon®
テクニック
immunocytochemistry: suitable
immunofluorescence: suitable
immunohistochemistry: suitable (paraffin)
immunoprecipitation (IP): suitable
western blot: suitable
アイソタイプ
IgG1κ
NCBIアクセッション番号
UniProtアクセッション番号
輸送温度
wet ice
ターゲットの翻訳後修飾
unmodified
遺伝子情報
human ... WT1(7490)
詳細
ウィルムス腫瘍タンパク質(UniProt P19544、別名WT33)は、ヒトにおいてWT1(別名DDS、FS、MEACHS、MESOM、NPHS4、WAGR)遺伝子(Gene ID 7490)によってコードされています。ウィルムス腫瘍遺伝子WT1は、小児腎臓癌であるウィルムス腫瘍で最初に発見されました。WT1タンパク質のN末端領域には、プロリンリッチ領域(a.a. 27-83)があり、転写制御、自己会合、RNA認識に関与しています。一方、C末端領域には、DNAとRNAの結合を仲介する4個のジンクフィンガー(aa323-347、353-377、383-405、414-438)があります。WT1のジンクフィンガードメインは、EGR-1コンセンサス配列(5’-GCG(T/G)GGGCG-3’)、WTEモチーフ(5′-GCGTGGGAGT-3′)、または(TCC)nモチーフなどのGCリッチ配列に結合できます。Bcl-2、Bcl-xL,BFL1、c-mycなどの細胞増殖とアポトーシスに関与する多くの遺伝子が、WT1の下流標的であることが明らかになっています。エクソン5(17AA)およびエクソン9(KTS)のいずれかまたは両方のスプライシングに起因する、4つの主要な選択的スプライシングWT1アイソフォームがあります。4つの主要なWT1アイソフォームはすべて、白血病と固形腫瘍で過剰発現しており、アポトーシスの阻害、細胞増殖、遊走および浸潤の促進などの発癌的役割を果たしています。
特異性
UniProt(P19544)により報告されているアイソフォーム6および9以外のすべてのスプライスアイソフォームと反応すると予測されています。アイソフォーム6および9との反応性は決定されていません。
免疫原
エピトープ:アミノ酸1-173。
リコンビナントヒトWT-1 N末端フラグメント(a.a. 1-173)。
アプリケーション
この抗ウィルムス腫瘍抗体、NTクローン6F-H2、腹水フリーは、ウィルムス腫瘍タンパク質の検出において、免疫細胞染色、免疫沈降、免疫蛍光、免疫組織染色(パラフィン)、ウェスタンブロットでの使用が検証されています。
免疫沈降:代表的なロットはT-SV40不死化ヒト糸球体上皮細胞(HGEC)株のライセートからCRE結合タンパク質/CBPとウィルムス腫瘍タンパク質WT1を共免疫沈降させました(Drossopoulou, G.I., et al. (2009). Am. J. Physiol. Renal Physiol. 297(3):F594-F603)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、T-SV40不死化ヒト糸球体上皮細胞(HGEC)株のライセートに由来するCRE結合タンパク質/CBP免疫沈降物中のウィルムス腫瘍タンパク質WT1を検出しました(Drossopoulou, G.I., et al. (2009). Am. J. Physiol. Renal Physiol. 297(3):F594-F603)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、マウスE15.5胚性腎細胞株およびヒトメラノーマ細胞株A375、SK-MEL-28、WM-266-4由来のライセート中のウィルムス腫瘍タンパク質WT1を検出しました(Wagner, N., et al. (2008). Pflugers Arch. Eur. J. Physiol. 455(5):839-847)。
免疫細胞染色:代表的なロットは、蛍光免疫細胞染色により、メタノール固定ヒトメラノーマA375細胞の核を免疫染色しました(Wagner, N., et al. (2008). Pflugers Arch. Eur. J. Physiol. 455(5):839-847)。
免疫蛍光:代表的なロットは、蛍光免疫組織染色により、ホルマリン固定、パラフィン包埋ヒトメラノーマ組織切片中の増殖中の細胞のPCNA陽性核を免疫染色しました(Wagner, N., et al. (2008). Pflugers Arch. Eur. J. Physiol. 455(5):839-847)。
免疫組織染色:代表的なロットは、ホルマリン固定、パラフィン包埋正常ヒト腎切片およびウィルムス腫瘍切片の糸球体を免疫染色しました(Wagner, N., et al. (2008). Pediatr. Nephrol. 23(9):1445-1453)。
免疫組織染色:代表的なロットは、さまざまなタイプの113個のパラフィン包埋腫瘍組織のうち95%で血管のWT1発現を検出しました。ほとんどの場合、内皮細胞の核WT1染色が認められました(Wagner, N., et al. (2008). Oncogene. 27(26):3662-3672)。
免疫組織染色:代表的なロットは、ホルマリン固定、パラフィン包埋正常ヒト皮膚切片の毛包における毛胞周囲の線維芽細胞の核を免疫染色しました。最も一般的な色素細胞母斑はWT1を発現しませんが、Spitz母斑と異形成母斑には細胞質WT1染色が認められます。(Wagner, N., et al. (2008). Pflugers Arch. Eur. J. Physiol. 455(5):839-847)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、T-SV40不死化ヒト糸球体上皮細胞(HGEC)株のライセートに由来するCRE結合タンパク質/CBP免疫沈降物中のウィルムス腫瘍タンパク質WT1を検出しました(Drossopoulou, G.I., et al. (2009). Am. J. Physiol. Renal Physiol. 297(3):F594-F603)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、マウスE15.5胚性腎細胞株およびヒトメラノーマ細胞株A375、SK-MEL-28、WM-266-4由来のライセート中のウィルムス腫瘍タンパク質WT1を検出しました(Wagner, N., et al. (2008). Pflugers Arch. Eur. J. Physiol. 455(5):839-847)。
免疫細胞染色:代表的なロットは、蛍光免疫細胞染色により、メタノール固定ヒトメラノーマA375細胞の核を免疫染色しました(Wagner, N., et al. (2008). Pflugers Arch. Eur. J. Physiol. 455(5):839-847)。
免疫蛍光:代表的なロットは、蛍光免疫組織染色により、ホルマリン固定、パラフィン包埋ヒトメラノーマ組織切片中の増殖中の細胞のPCNA陽性核を免疫染色しました(Wagner, N., et al. (2008). Pflugers Arch. Eur. J. Physiol. 455(5):839-847)。
免疫組織染色:代表的なロットは、ホルマリン固定、パラフィン包埋正常ヒト腎切片およびウィルムス腫瘍切片の糸球体を免疫染色しました(Wagner, N., et al. (2008). Pediatr. Nephrol. 23(9):1445-1453)。
免疫組織染色:代表的なロットは、さまざまなタイプの113個のパラフィン包埋腫瘍組織のうち95%で血管のWT1発現を検出しました。ほとんどの場合、内皮細胞の核WT1染色が認められました(Wagner, N., et al. (2008). Oncogene. 27(26):3662-3672)。
免疫組織染色:代表的なロットは、ホルマリン固定、パラフィン包埋正常ヒト皮膚切片の毛包における毛胞周囲の線維芽細胞の核を免疫染色しました。最も一般的な色素細胞母斑はWT1を発現しませんが、Spitz母斑と異形成母斑には細胞質WT1染色が認められます。(Wagner, N., et al. (2008). Pflugers Arch. Eur. J. Physiol. 455(5):839-847)。
研究カテゴリー
エピジェネティクス・核内機能分子
エピジェネティクス・核内機能分子
研究サブカテゴリー
転写因子
転写因子
ターゲットの説明
約52 kDa、実測。49.19 kDa(アイソフォーム 1)、47.20 kDa(アイソフォーム 2)、47.51 kDa(アイソフォーム 3)、48.87 kDa(アイソフォーム 4)、34.45 kDa(アイソフォーム 5)、56.88 kDa(アイソフォーム 6)、55.21 kDa(アイソフォーム 7)、33.09 kDa(アイソフォーム 8) 、算出。一部のライセートに特性評価されていないバンドが現れる場合があります。
物理的形状
0.25 M NaClおよび0.1%アジ化ナトリウムを含む0.02 Mリン酸バッファー(pH 7.6)中の精製マウスIgG1κ。
フォーマット:精製
プロテインA精製。
保管および安定性
2~8°Cで受領日から1年間安定です。
その他情報
濃度:ロットに固有の濃度につきましては試験成績書をご参照ください。
法的情報
CHEMICON is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany
免責事項
メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。
適切な製品が見つかりませんか。
製品選択ツール.をお試しください
保管分類コード
10 - Combustible liquids
WGK
WGK 2
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
MAB4234:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
eLife, 5 (2016-09-20)
Congenital diaphragmatic hernia (CDH) is a severe birth defect. Wt1-null mouse embryos develop CDH but the mechanisms regulated by WT1 are unknown. We have generated a murine model with conditional deletion of WT1 in the lateral plate mesoderm, using the
Bioengineering (Basel, Switzerland), 9(5) (2022-05-28)
Podocytes derived from human induced pluripotent stem (hiPS) cells are enabling studies of kidney development and disease. However, many of these studies are carried out in traditional tissue culture plates that do not accurately recapitulate the molecular and mechanical features
Pflugers Archiv : European journal of physiology, 455(5), 839-847 (2007-10-04)
Expression of the Wilms' tumor suppressor WT1 has been demonstrated in a variety of tumors and tumor cell lines, e.g., in breast cancer and melanoma cell lines. Its role is controversial, with evidence for both tumor-promoting and tumor-suppressing activities. In
American journal of physiology. Renal physiology, 297(3), F594-F603 (2009-07-17)
Podocalyxin represents a Wilms' tumor suppressor protein (WT1)-regulated differentiation marker for glomerular epithelium. We provide evidence concerning mechanisms involved in the regulation of podocalyxin expression following long-term exposure to increased (25 mM) glucose levels. Prolonged culture of conditionally immortalized human
Pediatric nephrology (Berlin, Germany), 23(9), 1445-1453 (2008-06-03)
The Wilms' tumor suppressor gene WT1 is an important regulator of development. Mutations in this gene have been associated with Wilms' tumor, Frasier syndrome, and Denys-Drash syndrome, as well as isolated glomerular disease. Here we report the case of a
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)