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Merck
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Key Documents

安全性情報

06-863

Sigma-Aldrich

抗CREB抗体

Upstate®, from rabbit

別名:

Cyclic AMP-responsive element-binding protein 1, cAMP-responsive element-binding protein 1, CREB-1

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About This Item

UNSPSCコード:
12352203
eCl@ss:
32160702
NACRES:
NA.41

由来生物

rabbit

品質水準

抗体製品の状態

purified immunoglobulin

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

polyclonal

精製方法

using Protein A

化学種の反応性

mouse, human, rat

化学種の反応性(ホモロジーによる予測)

porcine (based on 100% sequence homology), horse (based on 100% sequence homology), canine (based on 100% sequence homology)

メーカー/製品名

Upstate®

テクニック

ChIP: suitable (ChIP-seq)
electrophoretic mobility shift assay: suitable
immunoprecipitation (IP): suitable
western blot: suitable

アイソタイプ

IgG

NCBIアクセッション番号

UniProtアクセッション番号

輸送温度

dry ice

ターゲットの翻訳後修飾

unmodified

遺伝子情報

human ... CREB1(1385)

詳細

サイクリックAMP応答配列結合タンパク質1(UniProt:P16220、別名:cAMP応答配列結合タンパク質1、CREB-1)は、ヒトCREB1遺伝子(Gene ID:1385)によってコードされています。CREBは、cAMP応答配列(CRE)と結合して、下流遺伝子の転写を制御する転写因子です。CREB活性は、PKAやCa2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼを含むさまざまなキナーゼによるリン酸化を介して調節されます。CREBによって調節される遺伝子として、c-fos、BDNF、チロシン水酸化酵素、神経ペプチド(ソマトスタチン、エンケファリン、VGF、コルチコトロピン放出ホルモンなど)、ならびに体内時計遺伝子PER1、PER2などが知られています。CREBは、幅広い動物種で記憶の形成に重要です。

特異性

この抗体はCREBを認識します。

免疫原

エピトープ:アミノ酸5-24。
ヒトCREBのアミノ酸5~24に相当するKLH結合合成ペプチド(CSGAENQ QSGDAAVTEAENQQ)。免疫配列はブタと一致しており、マウスおよびウシとは20残基中19残基、ラットとは20残基中18残基が同じです。

アプリケーション

免疫沈降:10 µgの使用、500 µgのHeLa核抽出物中のCREBを免疫沈降させました。
クロマチン免疫沈降(ChIP):LKB1欠損TE-4ヒト食道がん細胞において、LYPD3プロモーターで上昇したCREB占有率が検出されました(Gu, Y., et al. (2012).Oncogene.31(4):469–479)。
クロマチン免疫沈降(ChIP):HTLV-1感染ヒトT細胞株(MT-2、C8166/45およびSLB-1)を用いて、T細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)がコードするTaxタンパク質が標的とするRNASET2部位に結合したCREBが検出されました(Polakowski, N., et al. (2011).Viruses.3(8):1485-500)。
クロマチン免疫沈降(ChIP):死後のヒト頭頂葉皮質組織のクロマチン調製物を用いて、hBDNFプロモーターIVでのCREB占有が検出されました(Pruunsild, P., et al. (2011).J. Neurosci. 31(9):3295-3308)。
クロマチン免疫沈降(ChIP):SK-N-BEヒト神経芽腫細胞において、miR-9-2プロモーターでのCREB占有が検出されました(Laneve, P., et al. (2010).Nucl.Acids Res. 38(20):6895-6905)。
ChIP配列解析:マウス精母細胞由来GC1-spg細胞において、CREB標的遺伝子がChIP配列解析で特定されました(Martianov, I., et al. (2010).BMC Genomics.11:530)。
ウェスタンブロッティング:培養胚性ラット線条体ニューロンおよびPC12褐色細胞腫細胞のライセートでCREBが検出されました(Hutchinson, A.N., et al. (2012).Neuropsychopharmacology.37(2):321-337; Maharjan, S., et al. (2010).J. Neurochem.112(1):42-55)。
ウェスタンブロッティング:マウス近位精巣上体1(PC-1)細胞ライセートおよび海馬組織ホモジネート中のCREBが検出されました(Hamzeh, M., and Robaire, B. (2011).J. Endocrinol. 209(1):55-64; Zhou, Z., et al. (2009).Neuropharmacology.56(1):81-89)。
ウェスタンブロッティング:SK-N-BEヒト神経芽腫細胞ライセート中のCREBが検出されました(Laneve, P., et al. (2010).Nucl.Acids Res. 38(20):6895-6905)。
電気泳動移動度シフト解析(EMSA):hBDNFプロモーターI CREB結合配列を含む放射性標識オリゴヌクレオチドとKCl処理したラット初代ニューロンのライセートを用いたEMSAにおいて、DNA-CREB複合体のスーパーシフトを引き起こしました(Pruunsild, P., et al. (2011).J. Neurosci. 31(9):3295-3308)。
抗CREB抗体(カタログ番号:06-863)はCREBを特異的に検出するウサギポリクローナル抗体であり、クロマチン免疫沈降(ChIP)、ChIP配列解析、電気泳動移動度シフト解析(EMSA)、免疫沈降およびウェスタンブロッティングでの使用が検証されています。
研究カテゴリー
エピジェネティクス・核内機能分子&
研究サブカテゴリー
転写因子

品質

HeLa核抽出物のウェスタンブロットで評価されています。

ウェスタンブロッティング:0.5 µg/mLで使用、10 µgのHeLa核抽出物中のCREBを検出できます。

ターゲットの説明

実測値:約43 kDa

関連事項

先発品:04-218

物理的形状

精製ウサギポリクローナル抗体、0.1 M Tris-グリシンバッファー(pH 7.4)+150 mM NaCl溶液、0.05%アジ化ナトリウム、30%グリセロール含有
精製プロテインA

保管および安定性

-20°Cで受領日から1年間安定です。
取扱い推奨事項:25 μLのろ過された実験室グレードの水またはPBSを加えて溶解します。微小遠心管に分注してから、-20°Cで保存してください。IgGを損傷し、製品の性能に影響を及ぼす可能性のある凍結/融解の繰り返しは避けてください。
注:-20°C未満の冷凍庫温度にばらつきがあると、グリセロールを含む水溶液が保管中に凍結するおそれがあります。

アナリシスノート

コントロール
ポジティブ抗原コントロール:カタログ番号:12-309、HeLa細胞核抽出物。等量のLaemmli還元用サンプルバッファーを、10 μLの抽出物に加え、5分間沸騰させて、標品を還元します。還元した抽出物20 μgをミニゲルの各レーンにロードしてください。

その他情報

濃度:ロットに固有の濃度につきましては試験成績書をご参照ください。

法的情報

UPSTATE is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

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保管分類コード

10 - Combustible liquids

WGK

WGK 1


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

06-863:


試験成績書(COA)

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Hippocampal overexpression of mutant creb blocks long-term, but not short-term memory for a socially transmitted food preference.
Brightwell, JJ; Smith, CA; Countryman, RA; Neve, RL; Colombo, PJ
Learning & Memory null
Neurofilament proteins and cAMP pathway in brains of mu-, delta- or kappa-opioid receptor gene knock-out mice: effects of chronic morphine administration.
J A Garcia-Sevilla, M Ferrer-Alcon, M Martin, B L Kieffer, R Maldonado
Neuropharmacology null
Activating transcription factor 3 (ATF3) represses the expression of CCL4 in murine macrophages.
Khuu, CH; Barrozo, RM; Hai, T; Weinstein, SL
Molecular Immunology null
C Sala et al.
The Journal of neuroscience : the official journal of the Society for Neuroscience, 20(10), 3529-3536 (2000-05-11)
Developmental changes in the signaling properties of NMDA receptors have been proposed to underlie the loss of plasticity that accompanies brain maturation. Calcium influx through postsynaptic NMDA receptors can stimulate neuronal gene expression via signaling pathways such as the Ras-MAP
All and only CpG containing sequences are enriched in promoters abundantly bound by RNA polymerase II in multiple tissues.
Rozenberg, JM; Shlyakhtenko, A; Glass, K; Rishi, V; Myakishev, MV; FitzGerald, PC; Vinson, C
BMC Genomics null

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

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