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N,N,N′,N″,N″-ペンタメチルジエチレントリアミン

99%

• 別名: PMDETA, PMDTA
• 化学式: [(CH₃)₂NCH₂CH₂]₂NCH₃
• CAS番号: 3030-47-5
• 分子量: 173.30
• Beilstein: 1741396
• EC Number: 221-201-1
• MDL番号: MFCD00014876
• UNSPSCコード: 12162002
• PubChem Substance ID: 24862979
• NACRES: NA.23

特性

• 蒸気圧: 0.23 mmHg ( 20 °C)
• 品質水準: 200
• アッセイ: 99%
• 形状: liquid
• 自己発火温度: 311 °F
• expl. lim.: 5.6 %
• 屈折率: n20/D 1.442 (lit.)
• bp: 198 °C (lit.)
• mp: −20 °C (lit.)
• 密度: 0.83 g/mL at 25 °C (lit.)
• SMILES記法: CN(C)CCN(C)CCN(C)C
• InChI: 1S/C9H23N3/c1-10(2)6-8-12(5)9-7-11(3)4/h6-9H2,1-5H3
• InChI Key: UKODFQOELJFMII-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

N,N,N′,N′′,N′′-ペンタメチルジエチレントリアミン（PMDETA）は、ポリマー分野、特にTRP熱応答性ポリマーの合成において重要な役割を果たすアミンベースのモノマー化合物です。PMDETAは、さまざまな重合反応において多用途の配位子または触媒として機能します。遷移金属と錯体を形成し、特殊ポリマー、ブロックコポリマー、改変された性質を有するポリマーの製造に利用されます。これらのポリマーは、熱可塑性プラスチック、エラストマー、コーティングなどの幅広い業界で使用されています。PMDETAをポリマー構造に組み込むと、最終生成物に熱応答性の挙動をさせることができるようになり、温度変化に応じて溶解度、構造、またはその他の物理的特性を可逆的に変化させることができます。このため、PMDETAはTRPの合成および設計における貴重な成分となっており、薬物送達システム、機能性材料、応答性コーティングなどの分野で利用されています。

アプリケーション

N,N,N′,N′′,N′′ペンタメチルジエチレントリアミンは、以下として使用できます：

• UV硬化性コーティングに使用する多官能性シリコーンアクリレートプレポリマーの合成における触媒。
• ポリアクリルアミドハイドロゲルの合成における多機能開始剤および架橋剤。生体適合性を損なうことなく、ハイドロゲルの靭性や弾力性などの機械的特性を改善します。
• トリメチレンカーボネートの開環重合（ROP）における有機触媒。この触媒は金属触媒に比べて反応後に容易に除去できます。
• 原子移動ラジカル重合（ATRP）技術を介して一連の側鎖アゾベンゼンポリ(メタ)アクリレートを合成するためのCuBrと組み合わせた触媒。
• ポリオレフィン-ポリスチレン共重合体を調製するためのポリスチレン鎖を成長させる開始剤。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS05
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H302,H311,H314
• 注意書き: P270 - P280 - P301 + P312 - P303 + P361 + P353 - P304 + P340 + P310 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Dermal - Acute Tox. 4 Oral - Eye Dam. 1 - Skin Corr. 1B
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): 168.8 °F - closed cup
• 引火点(℃): 76 °C - closed cup
• 個人用保護具 (PPE): Faceshields, Gloves, Goggles, type ABEK (EN14387) respirator filter