FastStart™ Taq DNAポリメラーゼ、dNTPackのプロトコルとトラブルシューティング

製品番号FPCRN-RO

プロトコル

PCRの最適化

PCRの結果は、PCR酵素と適切なバッファーの組み合わせを選択するかどうかで大きく左右される可能性があります。また、テンプレートの純度と品質もPCRを成功させる上で重要であり、配列やプライマー濃度もまた全体的なアッセイのクオリティーを決定します。ヌクレオチドは増幅反応に不可欠な成分であり、これらの試薬の純度と濃度はPCRの結果に大きな影響を及ぼします。多くの耐熱性DNAポリメラーゼは、機能するために2価の陽イオンを必要とします（通常はMg²⁺、一部のDNAポリメラーゼではMn²⁺）。一般的に、Mg²⁺またはMn²⁺の濃度を最適化する必要があります。場合によっては、添加剤によってPCRの効率、特異性、収量を向上させることが可能です。適切なサイクリングパラメータは、PCRの成功に寄与します。 

PCRの応用例とRoche Applied Scienceが提供する酵素／キットの概要は、PCR増幅の革新的なツールを紹介しているRoche Special Interest Site（http://www.roche-applies-science.com/pcr）の「Find the optimal product for your application」（用途に合った最適な製品を検索）で確認できます。このサイトに関連づけられた、インタラクティブな『PCR製品セレクションガイド』もご参照ください。

トラブルシューティング

Roche Special Interest Site（http://www.roche-applied-science.com/pcr）の「Tools for Amplification」（増幅用ツール）には、PCRの問題を解決するインタラクティブなガイド、有益な応用ガイドライン、また応用のヒントやトラブルシューティングが掲載されています。

FASTSTARTはRocheの登録商標です