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Merck

植物培養試薬

植物細胞、組織および器官培養試薬

胚培養、生長点培養、カルス培養、茎頂培養などの植物組織の培養には、特別な添加剤と試薬が必要です。私たちは、ゲル化剤、植物成長制御因子、オーキシン、サイトカイニン、特製水ならびに、培養植物細胞の成長と発生を支えるための抗生物質やアミノ酸などの添加剤を取り揃えています。

植物組織培養用ゲル化剤

植物組織は、液体培地中またはゲル基質の上で培養します。寒天は、植物組織培養用のゲル化剤として長く用いられてきました。Phytagel™は、細菌によって産生される寒天基質の代替品で、植物培養に適しています。Phytagel™は無色透明の硬質ゲルで、微生物汚染の検出に役立ちます。Agargel™は、植物組織培養におけるガラス質化の管理に役立てるために開発された寒天とPhytagel™の混合物で、ゲルが半透明のため汚染物質の検出に優れています。Gelrite®(Gelzan™)は、寒天のもうひとつの代替品であるゲル化剤で、植物組織培養アプリケーションに用いることが可能です。


植物成長制御因子

植物成長制御因子は、細胞の成長を支え、植物細胞と組織の培養プロトコルにおいて代謝経路を誘導します。植物成長制御因子には、オーキシン、サイトカイニンおよびゼアチンがあります。私たちの植物ホルモンのコレクションでは、アブシシン酸、ジャスモン酸およびジベレリン酸を取り揃えています。植物細胞培養検査済の除草剤には、ジカンバおよびグリホサート(Roundup®)があります。

植物オーキシンおよびサイトカイニン

オーキシンは、植物細胞培養において、細胞分裂、細胞伸長およびカルス形成を促進するために用いられます。私たちのオーキシンカタログには、植物細胞培養において最も一般的に用いられる、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸に加えて、3-インドール酢酸、1-ナフタレン酢酸、フェニル酢酸、2,3,5-トリヨード安息香酸および2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸が含まれます。

サイトカイニンは、植物組織培養において細胞分裂と分化を促進します。カイネチンおよびベンジルアミノプリンは、植物細胞培養において最も一般的に用いられるサイトカイニンです。私たちの植物培養認証済みサイトカイニンには、カイネチン、ベンジルアミノプリン、アデニン、ゼアチンおよびチジアズロンが含まれます。

植物培養用ビタミンミックスおよびその他の試薬

植物組織培養には、特別な植物培養培地と添加剤が必要です。私たちは、Gamborg混合ビタミン、塩類、バナナパウダー、抗生物質(ネオマイシン、リファンピシン、バンコマイシン、パロモマイシン)、海水およびココナッツウォーターなどの特製水ならびにその他の培養植物細胞および組織の成長を最適化するための活力添加剤を取り揃えています。



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