大麻関連標準物質

カンナビノイド標準物質

大麻入り製品を製造する場合、または厳格な力価許容範囲がある医療用大麻を栽培する場合、カンナビノイドの正確なプロファイルを保証することは極めて重要です。Cerilliant^®は、ISO/IEC 17025およびISO 17034のダブルの認証のもと製造された、カンナビノイドCRMの業界第一のセレクションです。このセレクションには、酸性および中性のフィトカンナビノイド、代謝物、合成カンナビノイド、そして安定同位体標識の内部標準物質が含まれます。

テルペン標準物質

テルペンは大麻の樹脂およびエッセンシャル・オイルに含まれる第一級芳香族成分です。これらの化合物は大麻栽培品種（株）によって品目および濃度が異なります。テルペンはカンナビノイドの治療効果および向精神作用を調整・緩和できます。したがって、大麻の品種およびその医学的有効性の確認では、テルペンの分析は極めて重要です。ルーチン分析用のテルペンのCRMの幅広いセレクションをご覧ください。即時使用可能な便利な混合液もあります。

農薬標準物質

公認の大麻栽培において、農薬の使用は地理的に厳密に管理されます。規制当局に従うため、また大麻製品の安全性および有効性を確保するため、残留農薬を正確かつ一貫して分析することも極めて重要です。大麻の試験およびお客様のニーズに合わせた分析用として、幅広い農薬標準物質からお選びください。

元素不純物の標準物質

大麻は、ヒ素、カドミウム、鉛、水銀などの重金属をその組織中に蓄積させる傾向が高いことが示されています。そのため、汚染された場所のバイオレメディエーション用ツールとしても利用されることもあります。産業用大麻を栽培する場合、特に抽出物やオイルに濃縮する場合には、原材料や最終製品の重金属汚染を正確に判断することが重要になります。

TraceCERT^™およびCertipur^™ CRMの広範なラインナップをご覧ください。これらには、誘導結合プラズマ分析（ICP）／原子吸光分析（AAS）法の開発、校正および品質管理用に適した、単一成分および複合成分の混合物が含まれています。これらはすべてISO/IEC 17025およびISO 17034に求められている要件に適合しています。

残留溶媒

大麻濃縮物および混合物は有機溶媒を用いて抽出されることが多いです。サンプル中にその溶媒が残留していると、製品品質、力価および健康によくない影響を与える可能性があります。これらの溶媒は目視で検出することは困難ですが、ガスクロマトグラフィー（GC）によるヘッドスペース法などのクロマトグラフィー技術で検出が可能です。

大麻分析のためのCRM混合溶液、並びに米国薬局方（USP）<467>メソッド用に設計されたUSPにトレーサブル可能な医薬品二次標準物質を幅広く用意しています。これらの正確かつ再現性が高い標準物質を取り入れることで、お客様のラボの残留溶媒分析を確固たる基盤のもとに実施できます。

真菌毒標準物質

医療用大麻草は、そのユニークな形態的特徴のため、非医療用として生育された大麻草よりも真菌による汚染を受けやすいです。真菌に感染した大麻は、マイコトキシン（カビ毒）として知られる毒性のある真菌二次代謝物を産生することがあります。これらの毒素は、ppbレベルの少量で、肺や免疫不全の患者に深刻な脅威を与える可能性があります。

規制対象の大麻中の全マイコトキシンのルーチン検査用に、幅広く取り揃えているメルクの分析用標準物質からお選びいただけます。この標準物質の範囲には、単一および多成分混合溶液、13C-同位体標識の内部標準物質、CRM、そして乾燥標準物質が含まれます。

カールフィッシャーCRM

カールフィッシャー滴定は水分定量法の「ゴールド・スタンダード」です。Aquastar^™ラインナップにはカール・フィッシャー試薬と認証標準物質（CRM）があり、大麻製品中の水分を正確に測定する簡便で信頼できる試薬を提供しています。Aquastar^™ CRMはまた、機器類の精度の確認および積極的な問題点の特定といった、ルーチンの品質管理の一部として、定期的チェックにも使用されています。

すべてのCRMと同様に、Aquastar^™ CRMはISO/IEC 17025の認定をうけたラボで認証され、さらにISO 17034に従って製造されています。