ZRB1407

抗アニリン抗体 クローン2C6 ZooMAb^®ウサギ・モノクローナル

recombinant, expressed in HEK 293 cells

• 別名: ANLN, アニリンアクチン結合タンパク質
• UNSPSCコード: 12352203
• NACRES: NA.41

特性

• 由来生物: rabbit
• 品質水準: 200
• リコンビナント: expressed in HEK 293 cells
• 結合体: unconjugated
• 抗体製品の状態: purified antibody
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: recombinant monoclonal
• 製品種目: ZooMAb^® learn more
• 形状: lyophilized
• 分子量: calculated mol wt 124.2 kDa; observed mol wt ~130 kDa
• 化学種の反応性: human, mouse
• 包装: antibody small pack of 25 μL
• 環境により配慮した代替製品の特徴: Waste Prevention; Designing Safer Chemicals; Design for Energy Efficiency; Learn more about the Principles of Green Chemistry.
• 強化検証: recombinant expression; Learn more about Antibody Enhanced Validation
• sustainability: Greener Alternative Product
• テクニック: immunocytochemistry: suitable; immunohistochemistry (formalin-fixed, paraffin-embedded sections): suitable; western blot: suitable
• アイソタイプ: IgG
• UniProtアクセッション番号: Q9NQW6
• 環境により配慮した代替製品カテゴリ: Aligned,
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: 2-8°C
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... ANLN(54443)

詳細

詳細

ZooMAb抗体は、全く新しい次世代のリコンビナント・モノクローナル抗体です。

すべてのZooMAb抗体はメルク独自のリコンビナント発現システムを用いて製造され、均一に精製し、安定で高い再現性のバッチ一貫性を提供するために細部にわたって管理しています。研究者の皆様にご利用いただけるように、優れたパフォーマンスのクローンを選抜して販売しています。また、すべての抗体において、そのターゲットで最もよく利用されるアプリケーションを含む複数のアプリケーションで、高い特異性と親和性を検証しています。

ZooMAbの詳細についてはこちらをご覧ください。

メルクは、グリーンケミストリーの12原則の1つ以上に則った、より環境に配慮した製品（グリーン代替品）をお客様にお届けできるよう最善の努力をします。この抗体は、保存剤を含まず、動物への危害や犠牲を伴わずに生産され、必要に応じて周囲環境で発送および保存できる卓越した安定性を有するため、「廃棄物抑制」、「安全性の高い化学物質のデザイン」および「エネルギー効率のためのデザイン」に合致しています。 詳細はこちらをクリックしてください。

特異性

クローン2C6は、アニリンを特異的に検出するZooMAbウサギ・リコンビナント・モノクローナル抗体です。N末端領域内のエピトープをターゲットとしています。

免疫原

ヒトアニリンのN末端領域における150アミノ酸に相当するGST/Hisタグ付きリコンビナント・フラグメント。

アプリケーション

ウェスタンブロッティング：希釈倍率1:1,000で使用、NIH/3T3細胞溶解物中のアニリンを検出できます。

免疫組織染色（パラフィン）：希釈倍率1:100で使用、ヒト精巣組織片のアニリンを検出できます。

免疫細胞染色：希釈倍率1:100で使用、HUVECおよびHeLa細胞のアニリンを検出できます。

注記：最適な希釈濃度や実験条件は、サンプルごとに異なる可能性がありますので、予備実験を経てご自身で決定してください。

抗アニリン クローン2C6 ZooMAb（カタログ番号：ZRB1407）は、アニリンを特異的に検出するリコンビナント・ウサギ・モノクローナル抗体で、免疫細胞染色、免疫組織染色（パラフィン）およびウェスタンブロッティングでテストされています。

ターゲットの説明

アニリン（UniProt：Q9NQW6、別名：ANLN、Anillin acting binding protein）は、ヒトにおいてANLN遺伝子（Gene ID：54443）によってコードされています。アニリンは、アクトミオシン環を細胞膜およびRhoAに結合させる足場タンパク質です。脳、胎盤および精巣において高レベルで広範に発現します。乳腺腫瘍、結腸直腸腫瘍、肝腫瘍、膵臓腫瘍および腎腫瘍などの多くの腫瘍型においても過剰発現します。分裂細胞では、アニリン発現はSおよびG2期に増加し、有糸分裂時に最大となり、その後、細胞がG1期に移行するにつれて低下します。間期には主に核に認められ、有糸分裂の核膜破壊の際には皮質F-アクチンと共局在します。その後、有糸分裂後期には、収縮環になる領域に集中します。このパターンは終期まで持続し、終期にはアニリンが中心体に集中します。アニリンは、細胞質分裂に不可欠であることが示されており、分裂溝の構造完全性を維持します。アニリンは、保存されたN末端アクチンおよびミオシン結合ドメイン、アニリン相同性ドメイン、ならびに確実な溝局在化およびその機能に必要とされるC末端PHドメインを有します。アニリンは、活性型RhoA、およびRhoを正または負に調節する複数のタンパク質と直接結合することによって、また、F-アクチンを架橋することによって、細胞分裂中の収縮性を促進および制限することが報告されています。アニリンは、有糸分裂中に高度にリン酸化されることが示されており、有糸分裂キナーゼの基質となります。ヒト細胞では、アニリンは46の異なる残基でリン酸化されます。細胞分裂の媒介にはセリン635でのリン酸化が重要です。メルクの独自技術で生成したこのZooMAb^®リコンビナント・モノクローナル抗体は、従来のモノクローナル抗体よりも大幅に増強された特異性、親和性、再現性、および安定性をもたらします。（Ref.: Piekny, AJ., and, Glotzer, M. (2008).Curr.Biol. 18(1); 30-36; Kim, H., et al. (2017).PLoS Genet 13(1); e1006511; Arnold, TR., et al., (2019). eLife.8; e39065）。

物理的形状

5%トレハロースを含むPBSで凍結乾燥された精製リコンビナント・ウサギ・モノクローナルIgG抗体で、通常の外観は粗いまたは半透明の樹脂。殺生物剤や、アジ化ナトリウムや動物由来の防腐剤は含まれていません。大きい容量の包装は25 μLの基本サイズを複数本にしてお送りします。

再構成

25 μLで溶解後、0.03 mg/mL。アプリケーションおよびサンプルタイプごとの推奨する開始希釈および／または力価に関するガイダンスを参照してください。

保管および安定性

凍結乾燥製品は2～8°Cで保存することを推奨します。溶解する前に、バイアルを短時間微量遠心して、バイアルの底に材料を沈降させてください。25 μLのろ過された実験室グレードの水またはPBSを加えて溶解します。溶解した抗体は、2～8°Cで、または長期保存のために－20°Cで保存できます。凍結融解を繰り返さないでください。

法的情報

ZooMAb is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、私たちの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2