おすすめの製品
詳細
スルファチドはスフィンゴ糖脂質の一種で、宿主と病原体の識別、β-細胞機能、感染、止血/血栓形成、タンパク質輸送、細胞増殖、細胞接着、神経可塑性、細胞形態形成、およびシグナル伝達において重要な役割を果たしています。血小板、白血球、赤血球などの血球細胞の表面に存在しています。スルファチドは、リポタンパク質中のスフィンゴ糖脂質として血清中にも存在します。スルファチドは、グリカン部分、疎水性部分、3-O-硫酸化ガラクトース、およびセラミドから構成されています。一方、セラミドは、スフィンゴシン塩基と脂肪酸から構成されています。スルファチドは、ミエリン鞘の維持と軸索-グリア接合部の適切な形成に重要な構成要素です。スルファチドの産生における変動は、癌や免疫疾患など、さまざまなヒト疾患と関連しています。スルファチド代謝の異常は、シナプス機能障害、神経機能低下、炎症、ミエリンの劣化につながります。
スルファチドは、主に硫酸ガラクトセレブロシドで構成される3-O-スルホガラクトシルセラミドです。ミエリン鞘に局在化し、脳の全ミエリン脂質の約4%を占めています。
アプリケーション
スルファチドは以下の用途で使用されてきました：
- ヒト血漿サンプルにおける酵素結合免疫吸着測定法（ELISA）
- ミエリン膜における薄層クロマトグラフィー
- プロパージンのスルファチド結合アッセイ
生物化学的／生理学的作用
スルファチドは、神経系、免疫系、およびインスリン分泌の生理学的プロセスにおいて主な役割を果たしています。 リソソーム中のスルファチド異化反応における異常は、遅発乳児型異染性白質ジストロフィーに関与しています。 高レベルのスルファチドは卵巣がんでも観察されます。 スルファチドは、中枢神経系の慢性炎症性疾患の発病に寄与しています。
保管分類コード
11 - Combustible Solids
WGK
WGK 3
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
個人用保護具 (PPE)
Eyeshields, Gloves, type N95 (US)
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
S1006-5MG-PW:
S1006-10MG:
S1006-50MG-PW:
S1006-5MG:
S1006-BULK:
S1006-100MG:
S1006-50MG:
S1006-25MG:
S1006-VAR:
S1006-10MG-PW:
この製品を見ている人はこちらもチェック
Elevation of sulfatides in ovarian cancer: an integrated transcriptomic and lipidomic analysis including tissue-imaging mass spectrometry
Liu Y, et al.
Molecular Cancer, 9(1), 186-186 (2010)
Natalia A Crivello et al.
The Journal of nutritional biochemistry, 21(11), 1083-1088 (2010-01-23)
Dysregulation of myelin sulfatides is a risk factor for cognitive decline with age. Vitamin K is present in high concentrations in the brain and has been implicated in the regulation of sulfatide metabolism. Our objective was to investigate the age-related
Sulfatide-binding assay for von Willebrand factor: detection of von Willebrand's disease without discrimination of vWD subtypes
Favaloro EJ
Thrombosis Research, 98(2), 213-219 (2000)
C Mazurier et al.
Bailliere's clinical haematology, 9(2), 229-241 (1996-06-01)
von Willebrand disease (vWD), the most common congenital bleeding disorder in man, is related to quantitative and/or qualitative abnormalities of von Willebrand factor (vWF), a protein necessary for platelet-vessel wall interactions and for carrying factor VIII. Distinct abnormalities of vWF
A recombinant two-module form of human properdin is an inhibitor of the complement alternative pathway
Kouser L, et al.
Molecular Immunology, 73(11), 76-87 (2016)
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
製品に関するお問い合わせはこちら（テクニカルサービス）