S0417

シリビニン

≥98% (HPLC)

• 別名: 2,3-ジヒドロ-3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)-2-(ヒドロキシメチル)-6-(3,5,7-トリヒドロキシ-4-オキソベンゾピラン-2-イル)ベンゾジオキシン, シリビン
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₅H₂₂O₁₀
• CAS番号: 22888-70-6
• 分子量: 482.44
• EC Number: 245-302-5
• MDL番号: MFCD03225424
• UNSPSCコード: 12352204
• PubChem Substance ID: 24899437
• NACRES: NA.83

特性

• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: COc1cc(ccc1O)[C@@H]2Oc3cc(ccc3O[C@H]2CO)[C@H]4Oc5cc(O)cc(O)c5C(=O)[C@H]4O
• InChI: 1S/C25H22O10/c1-32-17-6-11(2-4-14(17)28)24-20(10-26)33-16-5-3-12(7-18(16)34-24)25-23(31)22(30)21-15(29)8-13(27)9-19(21)35-25/h2-9,20,23-29,31H,10H2,1H3/t20-,23+,24-,25?/m0/s1
• InChI Key: SEBFKMXJBCUCAI-ILJKEPSESA-N

詳細

詳細

シリマリンの主成分のシリビニンはフラボノリグナンおよび経口フラボノイドであり、オオアザミ（Sylibum marianum L）の種子から分離されます。

アプリケーション

シリビニンは以下の用途に使用されています：

• 前立腺がんのクロマチン調節に関与するさまざまなタンパク質の遺伝子発現レベルに対するその作用を、リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応（RT-PCR）によって研究するため
• 血小板由来増殖因子（PDGF）で治療したヒトテノン線維芽細胞（HTF）における細胞増殖に対するその作用を、水溶性テトラゾリウム塩（WST-1）アッセイにより増殖性細胞核抗原（PCNA）の発現を調べることによって研究するため
• 皮膚の創傷治癒過程におけるストロメリシン1（STM1）、アセチルへキソセアミンおよびコラーゲン生成物の遺伝子発現レベルに対するその作用を調べるため
• 大腸菌ATPシンターゼに対するその阻害作用を研究するため

生物化学的／生理学的作用

シリビニンは、急性および慢性肝障害の患者の肝臓保護剤として作用します。このフラボノイドは、前立腺、皮膚、乳房、結腸、肺、膀胱および肝細胞がん（HCC）などの種々のがん細胞と闘います。シリビニンは、腫瘍細胞からの血管新生誘導因子の分泌をブロックし、内皮細胞の増殖を阻害してアポトーシス死を誘導することにより、抗がん剤としての効果を発揮します。さらに、マトリゲルでの毛細管形成を阻害します。シリビニンは、前立腺がん（PC）の化学的予防にとって優れた候補となる可能性があります。また、in vitroおよびin vivoにおける子宮内膜症の治療法としての使用が見込まれます。

構成

AおよびBジオステレオマーを含有します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302
• 注意書き: P264 - P270 - P301 + P312 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves