R4033

ロスマリン酸

≥98% (HPLC), from Rosemarinus officinalis L.

• 別名: (R)-O-(3,4-ジヒドロキシシンナモイル)-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)乳酸, 3,4-ジヒドロキシ桂皮酸(R)-1-カルボキシ-2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)エチルエステル
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₈H₁₆O₈
• CAS番号: 20283-92-5
• 分子量: 360.31
• Beilstein: 2227587
• MDL番号: MFCD00017740
• UNSPSCコード: 12352106
• PubChem Substance ID: 329824027
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: Rosemarinus officinalis L.
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 保管条件: protect from light
• 色: white to faint beige
• mp: 171-175 °C (lit.)
• 溶解性: H₂O: 1 mg/mL, clear, colorless
• アプリケーション: metabolomics; vitamins, nutraceuticals, and natural products
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: OC(=O)[C@@H](Cc1ccc(O)c(O)c1)OC(=O)\C=C\c2ccc(O)c(O)c2
• InChI: 1S/C18H16O8/c19-12-4-1-10(7-14(12)21)3-6-17(23)26-16(18(24)25)9-11-2-5-13(20)15(22)8-11/h1-8,16,19-22H,9H2,(H,24,25)/b6-3+/t16-/m1/s1
• InChI Key: DOUMFZQKYFQNTF-WUTVXBCWSA-N

詳細

詳細

ロスマリン酸は天然のポリフェノール化合物であり、BoraginaceaeファミリーおよびNepetoideaeサブファミリーの植物に含まれます。コーヒー酸ならびに3,4-ジヒドロキシ-フェニル乳酸のエステルです。

アプリケーション

ロスマリン酸は下記で使用されています：

• 糖尿病性動脈硬化を治療するために、ヒト内皮細胞株（EA.hy926）に対する保護効果を検討するため
• 1-メチル-4-フェニル-1, 2, 3, 6-テトラヒドロピリジン（MPTP）誘発性パーキンソン病（PD）モデルにおける炎症反応およびミクログリア活性化の減弱に対する影響を試験するため
• ドパミン作動性ニューロンに対する神経保護効果を試験するため
• 精子運動能、生存能、および細胞内カルシウムイオン濃度に対する影響を試験するため
• キャピラリーゾーン電気泳動（CZE）法の標準物質として

生物化学的／生理学的作用

ロスマリン酸（RosA）は、いくつかの糖尿病の病態および糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、糖尿病性動脈硬化などの合併症に対して使用されている、評価の高い薬剤です。アルツハイマー病、パーキンソン病、およびこれらの病態の抑制によるてんかんなどの複数の神経疾患に対する神経保護薬であることも示されています。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable