M6760

ミリセチン

≥96.0%, crystalline

• 別名: 3,3′,4′,5,5′,7-ヘキサヒドロキシフラボン, カンナビスセチン, ミリセチン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₅H₁₀O₈
• CAS番号: 529-44-2
• 分子量: 318.24
• Beilstein: 332331
• EC Number: 208-463-2
• MDL番号: MFCD00006827
• UNSPSCコード: 12352202
• PubChem Substance ID: 24278566
• NACRES: NA.77

特性

• アッセイ: ≥96.0%
• 形状: crystalline
• mp: >300 °C (lit.)
• 溶解性: absolute ethanol: 10 mg/mL, clear to slightly hazy, yellow to very deep greenish-yellow
• SMILES記法: Oc1cc(O)c2C(=O)C(O)=C(Oc2c1)c3cc(O)c(O)c(O)c3
• InChI: 1S/C15H10O8/c16-6-3-7(17)11-10(4-6)23-15(14(22)13(11)21)5-1-8(18)12(20)9(19)2-5/h1-4,16-20,22H
• InChI Key: IKMDFBPHZNJCSN-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... CYP1A2(1544) ; mouse ... Hexa(15211) ; rat ... Il4(287287) , Tnf(24835)

詳細

アプリケーション

ミリセチンは以下に使用されています。

• マイトジェン活性化たんぱく質キナーゼ（ERK1）の最終生成物（AGE）-ウシ血清アルブミン媒介リン酸化に対する効果を調査するため
• 高速液体クロマトグラフィー（HPLC）を使用した、ノニ植物抽出物由来のフェノール類定量化標準として
• 超高速液体クロマトグラフィー（UHPLC）を使用した、Hibiscus sabdariffa（ハイビスカスサブダリッファ）由来のフェノール化合物の特性把握標準として。

生物化学的／生理学的作用

ミリセチンは抗酸化特性を持つ天然のフラボノールです。中程度の膜透過性を示し、pHが高くなると急速に劣化します。ミリセチンは食用植物に含まれる主要なフラボノイドの1つであり、抗発がん性および抗変異原性の機能を備えています。2つのベンゼン環AとBで構成されています。環Bはヌクレオチドのステーキングをインターカレーションし、細菌のDNA合成を阻害します。ミリセチンは、糖尿病ラットのtert-ブチルヒドロパーオキシド（t-BHP）によって生成される酸化ストレスに対する保護機能を引き出し、グルタチオンパーオキシダーゼ（GPx）およびキサンチンオキシダーゼ（XO）酵素活性を向上させます。また、低密度リポたんぱく質の糖化も低減します。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)