L4144

レクチン インゲンマメ(キントキマメ, Phaseolus vulgaris)由来

Leucoagglutinin PHA-L, lyophilized powder, BioReagent, suitable for cell culture

• 別名: PHA, インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)凝集素
• EC Number: 232-718-7
• UNSPSCコード: 12352202
• NACRES: NA.32

特性

• 品質水準: 200
• 製品種目: BioReagent
• フォーム: lyophilized powder
• 有効性: erythroagglutination activity (Does not agglutinate a 2% suspension of human erythrocytes at 250 μg lectin/ml.); ≤1.0 μg per mL leucoagglutination activity; ≤5 μg per mL mitogenic activity (Bromdeoxyuridine incorporation in human peripheral blood mononuclear cells)
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 不純物: salt, free
• 溶解性: DPBS: 5 mg/mL, slightly hazy, colorless
• 適合性: leucocyte agglutination activity tested
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

レクチンは炭水化物結合タンパク質で、分子量125 kDaの4つのサブユニットを含んでいます。白血球凝集素PHA-Lは植物レクチンであり、中枢神経系においてニューロンにより輸送されます。

アプリケーション

Phaseolus vulgaris（アカインゲンマメ）由来のレクチンは、次の用途で使用されています。

• 細胞処理の陽性コントロールとして。
• リンパ球増殖の分析のために細胞培養物を刺激する。
• T細胞を刺激する。

生物化学的／生理学的作用

PHAは、分裂促進活性は低くエリスロアグルチニン活性が高いエリスロアグルチニン（PHA-E）と、分裂促進活性とロイコ凝集活性は高くエリスロ凝集活性が非常に低いロイコアグルチニン（PHA-L）という2つの分子種で構成されています。
PHA-Eは血液型特異的ではなく、凝集反応は特定のオリゴ糖によって阻害されることがあります。PHA-Pは、エリスロアグルチニンとロイコアグルチニンを分離・精製する前のたんぱく質形態のPHAです。PHA-Mはムコたんぱく形態です。共役は対応する精製レクチンから調製されます。

レクチンは細胞を凝集させ、多糖および糖タンパク質を沈降させます。有毒アレルゲンおよび赤血球凝集素と関係します。レクチンは抗癌性、抗ヒト免疫不全ウイルス（抗HIV）性、および抗微生物感染性を示します。レクチンは粘膜委縮を阻害し、2型糖尿病および肥満を抑え、栄養分吸収を強化し、薬物ターゲティングを調節します。

アナリシスノート

凝集活性は、1 mg/mL溶液を段階希釈して測定し、μg/mLの単位で表します。凝集活性は、25°Cで1時間インキュベートした場合、ヒト赤血球(2%、PBS、pH 6.8)またはヒト白血球(生理食塩水1 mLあたり10⁷個)のいずれかの懸濁液を凝集させる最低濃度で示されます。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable