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詳細
免疫グロブリンIgGは、ヒト血清に豊富に含まれるタンパク質です。IgGの4つのクラスには、IgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4があります。IgG重鎖領域は、ヒト第14染色体にマッピングされます。免疫グロブリンスーパーファミリーには、2つの重鎖(H)と2つの軽鎖(L)から構成される共通の構造があり、ともにジスルフィド結合で保持されています。重鎖には、1つの可変N末端領域と3~4つ(CH1-CH4)の不変C末端領域があります。L鎖は、1つの可変N末端領域と1つの不変C末端領域で構成されています。
特異性
この抗体は、ヒトIgGのFc部分に特異的であり、すべてのヒトIgGサブクラスに共通のエピトープを認識します。この抗体は、IUIS/WHO研究でFc特異的試薬として採用されました。
アプリケーション
この抗体の使用で好成績が得られている用途、ならびに査読を受けた関連論文を以下に示します。
酵素結合抗体免疫吸着アッセイ(論文1件)
酵素結合抗体免疫吸着アッセイ(論文1件)
マウスで産生されたモノクローナル抗ヒトIgG(Fc特異的)-ビオチン抗体は、1:80,000の使用(ワーキング)希釈率でELISAに適しています。これは、マウス脾細胞の標識(ラベリング)およびフローサイトメトリーによる分析に使用されました。
抗ヒトIgG(Fc特異的)ビオチン抗体、マウスモノクロナールは血漿サンプルの蛍光免疫アッセイに使用されています。
生物化学的/生理学的作用
IgG1クラスは最も豊富にみられ、欠乏すると低γグロブリン血症を引き起こします。IgG2が欠乏すると、細菌感染症にかかりやすくなります。IgG3はエフェクター機能を媒介し、IgG4は無症候性感染症と関連しています。パパインによりIgGが消化されて断片抗原結合(Fab)を生成します。IgGはペプシン消化されて、結晶化可能な断片(Fc)を生成します。IgG抗体のFc領域は大きな治療可能性を秘めているため、治療用抗体の開発に利用されています。
IgG抗体サブタイプは、免疫系の血清免疫グロブリンの中で最も豊富に存在します。B細胞によって分泌されて、血液および細胞外液に見出すことができ、細菌、菌類、およびウイルスによって引き起こされる感染症から体を守ります。母親のIgGは、胎盤を通して胎児に受け継がれますが、これは、新生児の感染症に対する免疫防御にとって不可欠です。ビオチンとモノクローナル抗ヒトIgG(Fc特異的)抗体のカップリングにより、アビジンやストレプトアビジンなどのさまざまな標識を結合させることができます。
物理的形状
0.01 M PBS溶液(pH 7.4, 1% BSA, 15 mMアジ化ナトリウム含有)
免責事項
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保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
WGK
WGK 2
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
B3773-VAR:
B3773-BULK:
B3773-.2ML:
B3773-.5ML:
試験成績書(COA)
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ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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