T8656

チオ尿素

ACS reagent, ≥99.0%

• 別名: スルホ尿素, チオカルバミド
• 化学式: NH₂CSNH₂
• CAS番号: 62-56-6
• 分子量: 76.12
• Beilstein: 605327
• EC Number: 200-543-5
• MDL番号: MFCD00008067
• UNSPSCコード: 12352100
• PubChem Substance ID: 24900549
• NACRES: NA.21

特性

• グレード: ACS reagent
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥99.0%
• 強熱残分: ≤0.1% (as SO₄)
• 損失: ≤0.5% loss on drying, 105°C, 2h
• mp: 170-176 °C (lit.); 174-177 °C
• 溶解性: H₂O: passes test
• SMILES記法: NC(N)=S
• InChI: 1S/CH4N2S/c2-1(3)4/h(H4,2,3,4)
• InChI Key: UMGDCJDMYOKAJW-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: mouse ... Ephx2(13850)

詳細

詳細

チオ尿素は、硫黄を含有する尿素の類似体です。

アプリケーション

チオ尿素は、下記の用途で使用されています：

• 肝組織ホモジナイズ用の溶解バッファーの成分として
• 二次元ゲル内プロテインチロシンホスファターゼ（PTP）アッセイ用の2-Dサンプルバッファーでの使用
• タンパク質抽出用の再水和バッファーでの使用

カオトロピック剤;強力な変性剤。タンパク質の溶解性と回収率を高めます。

生物化学的／生理学的作用

チオ尿素は、過酸化物ラジカルのフリーラジカル捕捉剤です。チオ尿素は、脂質の過酸化や紫外線（UV）誘発性のコラーゲンの架橋を阻害することが示されました。植物の芽の休眠は、成長刺激剤として用いられるチオ尿素によって阻害することができます。チオ尿素は、甲状腺機能亢進症の治療にも使用されることが知られています。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS07,GHS09
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302,H351,H361fd,H411
• 注意書き: P202 - P264 - P273 - P280 - P301 + P312 - P308 + P313
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Chronic 2 - Carc. 2 - Repr. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges