PHR1160

フルコナゾール

Pharmaceutical Secondary Standard; Certified Reference Material

• 別名: 2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₃H₁₂F₂N₆O
• CAS番号: 86386-73-4
• 分子量: 306.27
• MDL番号: MFCD00274549
• UNSPSCコード: 41116107
• PubChem Substance ID: 329823177
• NACRES: NA.24

特性

• グレード: certified reference material; pharmaceutical secondary standard
• 品質水準: 300
• 認証: traceable to BP 1174; traceable to Ph. Eur. Y0000557; traceable to USP 1271700
• APIファミリー: fluconazole
• CofA: current certificate can be downloaded
• テクニック: HPLC: suitable; gas chromatography (GC): suitable
• アプリケーション: pharmaceutical (small molecule)
• フォーマット: neat
• 保管温度: 2-30°C
• SMILES記法: FC1=CC(F)=C(C(CN2N=CN=C2)(O)CN3N=CN=C3)C=C1
• InChI: 1S/C13H12F2N6O/c14-10-1-2-11(12(15)3-10)13(22,4-20-8-16-6-18-20)5-21-9-17-7-19-21/h1-3,6-9,22H,4-5H2
• InChI Key: RFHAOTPXVQNOHP-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

品質管理に適用される医薬品の二次標準物質であり、医薬品の研究室および製造業者に、社内ワーキングスタンダードの調製に便利でコスト効果の高い代替物を提供します。
フルコナゾールは、広域スペクトルの抗菌活性を示す抗真菌剤です。口腔カンジダ症、食道カンジダ症、膣カンジダ症、およびその他の重篤な全身性カンジダ感染症の治療に使用されます。本薬は、Cryptococcus neoformansにより引き起こされる髄膜炎に対しても有効です。

アプリケーション

これらの二次標準物質は、認証標準物質として適切と評価されています。これらは、医薬品出荷試験、定性・定量分析のための医薬品方法開発、食品・飲料の品質管理試験、およびその他の校正要件など（ただし、これらに限らない）いくつかの分析用途での使用に適しています。

フルコナゾールは、クロマトグラフィー法 および分光測定法 により医薬製剤中の分析対象物を測定するための医薬品標準物質として使用される場合があります。

生物化学的／生理学的作用

フルコナゾ-ルは抗真菌薬です。真菌のチトクロ-ムP-450ステロ-ルC-14 α-脱メチル化を高い選択性で阻害します。フルコナゾ-ルはCYP2C9の強力なインヒビタ-です。フルコナゾ-ルは真菌のエルゴステロ-ル合成を妨げ、メタロチオネイン遺伝子をダウンレギュレ-ションします。

アナリシスノート

このような2次標準は、USP、EP（PhEur）、BPの1次標準にマルチトレーサビリティを提供します。

その他情報

この認証標準物質（CRM）はISO 17034およびISO/IEC 17025に準拠して製造および認証されています。このCRMの使用に関する全ての情報は分析証明書に記載されています。

分析物の値はロット毎に変化します。

脚注

この材料の分析証明書を参照するには下のスロットにLRAC0255と入力してください。これは例の証明書であり、貴社が受け取るロットであるとは限りません。

おすすめ製品

NMRに関してメルクのオンラインプラットフォームであるChemisTwin®で利用可能な本製品のデジタル参照物質を検索してください。このChemisTwin®上のデジタル等価物はサンプル同定の確認および化合物の定量化に使用することができます（デジタル外部標準と併用）。数回のクリックでこの物質のNMRスペクトルを閲覧し、オンラインで自分のサンプルと比較することができます。こちらで詳細を確認して無料トライアルを開始してください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H302,H360D,H362,H412
• 注意書き: P202 - P260 - P263 - P273 - P301 + P312 - P308 + P313
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Chronic 3 - Lact. - Repr. 1B
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable