SCT037

BioTracker遠赤色不安定Fe2+色素

Live Cell imaging probe for labile ferrous (Fe2+) ions, localizing inside endoplasmic reticulum (ER). Also suitable for flow cytometry.

• 別名: ER and golgi Fe²⁺ probe, cellular iron II ion probe
• UNSPSCコード: 12352207
• NACRES: NA.47

特性

• 形状: lyophilized (solid blue)
• アプリケーション: cell analysis
• 検出方法: fluorometric

詳細

詳細

体内に最も多く含まれる遷移金属である鉄は、呼吸、酸素運搬、および酸素と連携したエネルギー産生などの数多くの生物学的に重要なプロセスに関与します。生細胞では、鉄は主として第一鉄（Fe2+）と第二鉄（Fe3+）のイオン型で存在します。Fe2+は、酸素、超酸化物、および過酸化水素（H₂O₂）との接触を介して有害な活性酸素種を産生できるため、細胞の酸化的損傷の主要な要因としてがんや神経変性疾患などの重篤な疾患に関与します。BioTracker遠赤色不安定Fe2+色素は、不安定鉄（II）イオン（Fe2+）を特異的に検出する蛍光プローブです。このプローブは、他の金属イオンから切り離してFe2+のみと選択的に反応するように設計されており、遠赤色蛍光物質への不可逆的変化を起こします。このプローブは、主に小胞体（ER）および／またはゴルジ体の内部を特定します。また、赤色レーザーを備えるフローサイトメーターにも使用できます。FerroFarRedは、100 μM（一般的に使用される濃度の約20倍）までの濃度では細胞毒性をほとんど示しません。本製品は、Goryo Chemical, Inc.製のFerroFarRed^_TM（GC903-01）と同じです。スペクトル特性：吸光（最大）： 646 nm発光（最大）：662 nm（遠赤色）研究カテゴリー：生細胞色素

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable