MABS1287

抗EPO-R抗体、クローンVP-2E8

clone VP-2E8, from mouse

• 別名: Erythropoietin Receptor
• UNSPSCコード: 12352203
• eCl@ss: 32160702
• NACRES: NA.41

特性

• 由来生物: mouse
• 品質水準: 100
• 抗体製品の状態: purified immunoglobulin
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: VP-2E8, monoclonal
• 化学種の反応性: human
• 包装: antibody small pack of 25 μg
• テクニック: flow cytometry: suitable; immunocytochemistry: suitable; immunofluorescence: suitable; immunoprecipitation (IP): suitable
• アイソタイプ: IgG1κ
• NCBIアクセッション番号: NP_000112
• UniProtアクセッション番号: P19235
• 輸送温度: ambient
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... EPOR(2057)

詳細

詳細

エリスロポエチン受容体（UniProt:P19235、別名EPO-R）は、ヒトではEPOR遺伝子（Gene ID： 2057）によりコードされています。EPO-Rは、エリスロポエチンの受容体として働く、1回膜貫通型I型膜タンパク質です。エリスロポエチン誘発性の赤芽球の増殖と分化を媒介します。EPOで刺激されると、EPO-Rは二量体化してJAK2/STAT5シグナル伝達カスケードを開始させます。EPO-Rには細胞外ドメイン（aa 25-250）、膜貫通ドメイン（aa 251-273）、および細胞質ドメイン（aa 274-508）があります。シグナルペプチド（aa 1-24）を有する状態で合成され、シグナルペプチドが切断されて成熟型EPO-Rとなります。エリスロポエチン（EPO）の結合後に刺激されると、EPO-RはJAK2によってC末端チロシン残基でリン酸化されます。ホスホチロシンモチーフは、細胞増殖を仲介する複数のSH2含有タンパク質およびアダプタータンパク質の動員部位でもあります。チロシン454のリン酸化は、PTPN6相互作用に不可欠であることが示されており、チロシン426のリン酸化はPTPN11相互作用に不可欠です。チロシン426はSOCS3の結合にも必要ですが、Tyr-454/Tyr-456モチーフが好ましい結合部位であると報告されています。リジン81におけるEPO-Rのユビキチン化は受容体の内在化に必要であるのに対して、リジン453におけるユビキチン化は、分解のための活性化受容体のリソソームへの輸送を促進します。EPOR遺伝子の欠損は、血清赤血球量の増加、ヘモグロビンおよびヘマトクリットの上昇、赤血球前駆細胞のエリスロポエチンに対する過敏性を特徴とする家族性赤血球増加症と関連しています。

特異性

クローンVP-2E8は、ヒト細胞のEPO-Rを認識します。細胞外ドメイン内のエピトープをターゲットとします。

免疫原

エピトープ：細胞外ドメイン

ヒトEPO-Rの細胞外ドメインに相当するリコンビナントフラグメント。

アプリケーション

フローサイトメトリー：2 µg/mL使用、UT-7（EPO依存性）細胞においてEPO-Rを検出できます。

免疫沈降：代表的なロットは、免疫沈降でPO-Rを検出しました（Maxwell, P., et. al. (2015). Br J Haematol. 168(3):429-42）。

免疫蛍光：代表的なロットは、免疫蛍光でEPO-Rを検出しました（Maxwell, P., et. al. (2015). Br J Haematol. 168(3):429-42）。

フローサイトメトリー：代表的なロットは、フローサイトメトリーでEPO-Rを検出しました（Maxwell, P., et. al. (2015). Br J Haematol. 168(3):429-42）。

抗EPO-R、クローンVP-2E8、カタログ番号：MABS1287は、エリスロポエチン受容体を検出するマウスモノクローナル抗体であり、フローサイトメトリー、免疫細胞染色、免疫蛍光、免疫沈降での使用がテストされています。

研究カテゴリー
シグナル伝達

品質

飢餓状態のUT-7細胞の免疫細胞染色で評価されています。

免疫細胞染色：希釈倍率1：500で使用、飢餓状態のUT-7細胞のEPO-Rを検出できます。

ターゲットの説明

55.06 kDa、算出。

物理的形状

フォーマット：精製

プロテインG精製

保存剤を含まないPBS中の精製マウスモノクローナル抗体IgG1

保管および安定性

-20°Cで受領日から1年間安定です。

取り扱いの推奨事項：受領時は、キャップを開ける前に、バイアルを遠心し、溶液を穏やかに混合してください。マイクロ遠心チューブに分注し、-20°Cで保存してください。凍結融解を繰り返さないでください。IgGが損傷され、製品性能に影響を与える可能性があります

その他情報

濃度：ロット固有のデータシートを参照してください。

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。