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詳細
分子量の小さな物質は一般的には免疫応答を引き起こすことがなく、免疫応答を励起するためには担体タンパク質の補助が必要となります。担体タンパク質は相対的に大きな分子量を持ち、多くのエピトープを備えています。ハプテン-キャリア結合体への免疫応答の結果として、ハプテンと担体の両方への特異性を持つ抗体が生起します。ヘモシアニン(Hemocyanin)は、多くの軟体動物や甲殻類の血リンパで見られる高分子量呼吸性金属タンパク質です。軟体動物ヘモシアニンは400 kDa程度のポリペプチドサブユニットをベースとしており、複数の免疫学的に異なったドメイン(それぞれが複核銅部位を持ちます)の鎖に畳みこまれています。キーホールリンペットヘモシアニン(KLH)は巨大キーホールリンペットであるMegathura crenulataから得られるヘモシアニンであり、最も広範に使用されている担体タンパク質です。極端に巨大なタンパク質(6~7.5x10^6ドルトン)であるため,ダイデカマー(di-decamer)、マルチデカマー(multi-decamer)またはさまざまな長さの小管としてのみ存在します。容易に複数のサブユニットへ解離し、解離-会合反応はタンパク質濃度、イオン強度、およびpHに依存します。pH 6.5の条件下では、KLHは完全な会合状態で存在して、解離生成物は一切認められません。これとは対照的に、ホウ素生理食塩水中でpH 8.5にすると、分子は完全に解離してしまいます。
特異性
クローン3B1を使用して、keyhole limpet hemocyannin (KLH)および、ペプチドまたはタンパク質と結合したKLHを検出しました。
免疫原
Megathura crenulataから取得した精製Keyhole limpet hemocyanin
アプリケーション
Anti-KLH Antibody、clone 3B1(カタログ番号 MAB131871)はKeyhole limpet hemocyaninを検出できるマウスモノクロナール抗体であり、その使用についてはウェスタンブロッティングでテストされています。
研究カテゴリー
炎症および免疫
炎症および免疫
品質
Keyhole Limpet Hemocyanin (KLH)を使用したウェスタンブロッティングで評価されていま。
ウェスタンブロッティング:この抗体を希釈倍率1:500で使用して、Keyhole Limpet Hemocyaninを検出しました。
ウェスタンブロッティング:この抗体を希釈倍率1:500で使用して、Keyhole Limpet Hemocyaninを検出しました。
ターゲットの説明
実測値:約375 kDa;算出値:約6~7.5 MDa(非解離)一部のライセートでは、特性が明らかになっていないバンドが認められることがあります。
物理的形状
0.05%アジ化ナトリウムを含むPBS中の精製マウスモノクローナル抗体IgM。
フォーマット:精製
保管および安定性
2~8°Cで受領日から1年間安定です。
その他情報
濃度:ロットに固有のデータシートを参照してください。
免責事項
メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。
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保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
WGK
WGK 2
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
MAB131871:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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