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由来生物
human
品質水準
リコンビナント
expressed in Chem-1 cells
メーカー/製品名
ChemiScreen
Chemicon®
テクニック
ligand binding assay: suitable (GTPγS)
radioligand binding assay (RLBA): suitable
NCBIアクセッション番号
UniProtアクセッション番号
輸送温度
dry ice
遺伝子情報
human ... PTGER2(5734) , PTGER4(5734)
詳細
ヒト EP4
プロスタノイドは、シクロオキシゲナーゼの作用によって産生され、異性化酵素や合成によってさらに修飾された一連のアラキドン酸代謝産物です。 細胞は合成後速やかにプロスタノイドを分泌し、プロスタノイドは 8 種類の GPCR ファミリーに結合して生物学的作用を発揮します(Narumiya and FitzGerald, 2001)。 プロスタグランジン PGE2 は、疼痛、血管拡張、T細胞の免疫抑制、骨リモデリング、発癌促進を引き起こします。 4 つの関連 GPCRである EP1、EP2、EP3 および EP4は、それぞれ PGE2 と結合しますが、各受容体の G タンパク質の結合状態が異なるため、生物学的作用が異なります。 EP4 は主に G と結合し、細胞内の cAMP レベルを上昇させます。 新生児の発育過程において、EP4 は動脈管の閉鎖に関与しており、これは胎盤から肺への循環の切り替えに必要なプロセスです(Nguyen et al., 1997)。 また、EP4 は骨芽細胞形成を促進することで、PGE2 誘導性の骨形成を仲介しており、選択的 EP4 アゴニストは骨粗鬆症の潜在的治療薬として評価されています(Yoshida et al., 2002)。 Chemicon′の EP4 膜製剤は、当社独自の安定性組換え細胞株から作成された粗製膜製剤です。GPCR の表面発現が高レベルであるため、EP4 とプロスタグランジン E2 との相互作用に対するアンタゴニストをスクリーニングするのに理想的な HTS ツールです。 この膜製剤は [3H]-プロスタグランジン E2 に対して 1.27-1.85 nM の Kd を示します。 5 µg/ウェル EP4 膜製剤と 1.5 nM [3H]-プロスタグランジン E2で、3 倍以上のシグナル/バックグラウンド比が得られました。
アプリケーション
放射性リガンド結合アッセイおよびGTPγS結合。
生物化学的/生理学的作用
GPCR クラス:A
タンパク質標的:EP4
標的サブファミリー:プロスタノイド
品質
仕様:
さまざまな量の EP4 膜製剤を用いた競合結合アッセイで得られたシグナル:バックグラウンドおよび特異的結合値:
1 ユニット = 10 µg 膜製剤
Bmax:16.1 pmol/mg
Kd: 1.57 nM
さまざまな量の EP4 膜製剤を用いた競合結合アッセイで得られたシグナル:バックグラウンドおよび特異的結合値:
10 µg/ウェル | |
---|---|
シグナル:バックグラウンド | 3.9 |
特異的結合(cpm) | 643 |
1 ユニット = 10 µg 膜製剤
Bmax:16.1 pmol/mg
Kd: 1.57 nM
規格
インキュベーション条件
非結合 96-ウェルプレート内で、膜を放射性リガンドおよび非標識競合物質(試験濃度については図 1 および 2 を参照)と結合緩衝液中で混合し、1~2時間インキュベートします。ろ過の前に、GF/C 96 ウェルフィルタープレートを 0.33% ポリエチレンイミンで 30 分コーティングし、50mM HEPES、pH7.4、0.5% BSA で洗浄します。 結合反応をフィルタープレートに移し、洗浄緩衝液で 3 回洗浄します(1 回の洗浄につき各ウェル 1 mL)。 プレートを乾燥させ、カウントします。
結合緩衝液:50 mM HEPES、pH 7.4、5 mM MgCl2、1 mM CaCl2、0.2% BSA、ろ過後、4°C で保存。
放射性リガンド:[3H]-プロスタグランジン E2(Perkin Elmer #NET428)
洗浄緩衝液:50 mM HEPES、pH 7.4、500mM NaCl、0.1% BSA、ろ過後、4°Cで保存。.
非結合 96-ウェルプレート内で、膜を放射性リガンドおよび非標識競合物質(試験濃度については図 1 および 2 を参照)と結合緩衝液中で混合し、1~2時間インキュベートします。ろ過の前に、GF/C 96 ウェルフィルタープレートを 0.33% ポリエチレンイミンで 30 分コーティングし、50mM HEPES、pH7.4、0.5% BSA で洗浄します。 結合反応をフィルタープレートに移し、洗浄緩衝液で 3 回洗浄します(1 回の洗浄につき各ウェル 1 mL)。 プレートを乾燥させ、カウントします。
結合緩衝液:50 mM HEPES、pH 7.4、5 mM MgCl2、1 mM CaCl2、0.2% BSA、ろ過後、4°C で保存。
放射性リガンド:[3H]-プロスタグランジン E2(Perkin Elmer #NET428)
洗浄緩衝液:50 mM HEPES、pH 7.4、500mM NaCl、0.1% BSA、ろ過後、4°Cで保存。.
物理的形状
各パッケージには、少なくとも 200 アッセイ(ユニット)分の膜が収められています。1 ユニットとは、1.5 nM の3H 標識 プロスタグランジン E2 で 3 倍以上のシグナル:バックグラウンドが得られる膜の量を意味します。
パッケージ緩衝液中の液体:50 mM トリス、pH7.4、10% グリセロール、1% BSA、保存料無添加。
包装方法:膜タンパク質は包装緩衝液中で指示濃度に調整し、急速凍結して -80°C で保存したものです。
パッケージ緩衝液中の液体:50 mM トリス、pH7.4、10% グリセロール、1% BSA、保存料無添加。
包装方法:膜タンパク質は包装緩衝液中で指示濃度に調整し、急速凍結して -80°C で保存したものです。
保管および安定性
凍結したまま、-70°C で最長 2 年保存できます。 凍結融解しないでください。
法的情報
CHEMICON is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany
免責事項
メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。
保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
WGK
WGK 2
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
HTS142M:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
Nature, 390(6655), 78-81 (1997-11-18)
Survival of newborn placental mammals depends on closure of the ductus arteriosus (DA), an arterial connection in the fetus which directs blood away from the pulmonary circulation and towards the placenta where oxygenation occurs. Here we show that morphological changes
Stimulation of bone formation and prevention of bone loss by prostaglandin E EP4 receptor activation
Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA, 99, 4580-4585 (2002)
Genetic and pharmacological analysis of prostanoid receptor function.
The Journal of clinical investigation, 108(1), 25-30 (2001-07-04)
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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