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Merck

ABN1381

Sigma-Aldrich

抗リン酸化TrkB (Tyr816)抗体

from rabbit, purified by affinity chromatography

別名:

BDNF/NT-3 growth factors receptor, Neurotrophic tyrosine kinase receptor type 2, TrkB tyrosine kinase, Trk-B, phospho-TrkB(Tyr816)

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About This Item

UNSPSCコード:
12352203
eCl@ss:
32160702
NACRES:
NA.41

由来生物

rabbit

品質水準

抗体製品の状態

affinity isolated antibody

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

polyclonal

精製方法

affinity chromatography

化学種の反応性

mouse, rat

化学種の反応性(ホモロジーによる予測)

gorilla (based on 100% sequence homology), bovine (based on 100% sequence homology), porcine (based on 100% sequence homology), human (based on 100% sequence homology), horse (based on 100% sequence homology)

テクニック

immunocytochemistry: suitable
immunohistochemistry: suitable
immunoprecipitation (IP): suitable
western blot: suitable

NCBIアクセッション番号

UniProtアクセッション番号

輸送温度

wet ice

ターゲットの翻訳後修飾

phosphorylation (pTyr816 )

遺伝子情報

human ... NTRK2(4915)
rat ... Ntrk2(25054)

詳細

BDNF/NT-3成長因子受容体(EC 2.7.10.1; UniProt Q63604、別名:GP145-TrkB/GP95-TrkB、Trk-B、TrkBチロシンキナーゼ、神経栄養因子チロシンキナーゼ受容体2型、神経受容体タンパク質チロシンキナーゼ)は、ラットのNtrk2遺伝子(別名:RATTRKB1、Trkb、TRKB1)(Gene ID 25054)によってコードされています。ニューロトロフィンは、Trk受容体チロシンキナーゼおよびp75ニューロトロフィン受容体という2種類の膜貫通受容体を介して、生存、分化、成長、死を含む幅広い神経機能を仲介します。神経成長因子(NGF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、ニュートロフィン-3(NT-3)、およびNT-4は、すべてp75受容体に結合しますが、TrkAはNGF選択的、TrkBがBDNFおよびNT-4選択的、TrkCはNT-3選択的です。TrkAおよびTrkB受容体は、CGS 21680や下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)などのヌクレオシドアデノシンまたはアデノシンアゴニストを含む、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)のリガンドによって活性化されることもあります。GPCRによるトランス活性化に加えて、グルココルチコイドがTrkとGC受容体(GR)の間のシグナル伝達クロストークによるTrkA/B/C活性化を促進することも報告されています。

特異性

このポリクローナル抗体は、初代胚性ラットE18海馬ニューロンにおけるグリコシル化(145 kDa)および未処理(110 kDa)TrkBのBDNF誘導性pTyr816リン酸化を選択的に検出しますが、初代胚性中隔ニューロンにおけるTrkAの NGF誘導性pTyr490またはpTyr794リン酸化は検出しません(PMID 18347336)。

免疫原

エピトープ:C末端近傍
リン酸化されたTyr816を有するC末端近傍のラットTrkB配列に対応する直鎖ペプチド。

アプリケーション

この抗リン酸化TrkB(Tyr816)抗体を用いたリン酸化TrkB(Tyr816)の検出は、ウェスタンブロッティング法、免疫細胞染色、免疫沈降、および免疫組織染色での使用が検証されています。
免疫細胞染色:培養海馬ニューロンにおいて、BDNF-およびアデノシン刺激によるTrkB Tyr816リン酸化が検出されました(Dr. Moses V. Chao, Langone Medical Center, New York Universityのご厚意による)。
免疫沈降:トランスフェクトしたTrkBを発現しているBDNF刺激HEK293細胞から、Tyr816リン酸化TrkBが免疫沈降されました(Dr. Moses V. Chao, Langone Medical Center, New York Universityのご厚意による)。
ウェスタンブロッティング:出生後P9–P10のラットの皮質切片ならびに腹腔内Dex注射を受けた P18~20のラットの背側線条体において、デキサメタゾン-(Dex-)およびBDNF-誘導性TrkB Tyr816リン酸化が検出されました(Jeanneteau, F., et al. (2008).Proc Natl Acad Sci USA.105(12):4862-4867)。
ウェスタンブロッティング:マウス脳シナプトソーム調製物のTrkB Tyr816リン酸化が検出されました(Parkhurst, C.N., et al. (2013).Cell. 155(7):1596-1609)。
ウェスタンブロッティング:培養マウス海馬ニューロンおよびマウスTrkBを発現しているHEK293細胞において、BDNF刺激によるTrkB Tyr816リン酸化が検出されました(Bath, K.G., et al. (2008).J. Neurosci. 28(10):2383-2393).
免疫組織染色:メチラポンおよび/またはデキサメタゾン投与を受けた出生後P18ラットの歯状回組織切片において、亢進されたTrkB Tyr816リン酸化が検出されました(Jeanneteau, F., et al. (2008).Proc Natl Acad Sci USA.105(12):4862-4867)。
免疫組織染色:成体マウスの吻側遊走流(RMS)の冠状切片において、TrkB Tyr816リン酸化が検出されました(Bath, K.G., et al. (2008).J. Neurosci. 28(10):2383-2393)。
免疫細胞染色:5時間飢餓状態にさせたラット海馬ニューロン培養において、コルチコステロン刺激によるTrkB Tyr816リン酸化が検出されました(Jeanneteau, F., et al. (2008).Proc Natl Acad Sci USA.105(12):4862-4867)。
免疫細胞染色:E16.5ラット胚由来の培養DRGニューロンにおいて、 BDNF刺激によるTrkB Tyr816リン酸化が検出されました(Arevalo, J.C., et al. (2006).Neuron. 50(4):549-559)。
研究カテゴリー
神経科学
研究サブカテゴリー
発生シグナル伝達

品質

マウスTrkBをトランスフェクトしたHEK293細胞ライセートのウェスタンブロッティングで評価されています。

ウェスタンブロッティング:希釈倍率1:500で使用、10 µgのBDNF処理したマウスTrkBをトランスフェクトしたHEK293細胞ライセートでリン酸化TrkB(Tyr816)を検出できます。

ターゲットの説明

実測値:約140 kDa

物理的形状

アフィニティー精製
精製ウサギポリクローナル抗体、150 mM塩化ナトリウムと0.05%アジ化ナトリウムを含有する0.1 Mトリス-グリシンバッファー(pH 7.4)に溶解。

保管および安定性

2~8°Cで受領日から1年間安定です。

その他情報

濃度:ロットに固有のデータシートを参照してください。

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

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保管分類コード

12 - Non Combustible Liquids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

ABN1381:


試験成績書(COA)

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以前この製品を購入いただいたことがある場合

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Microglia promote learning-dependent synapse formation through brain-derived neurotrophic factor.
Parkhurst, CN; Yang, G; Ninan, I; Savas, JN; Yates, JR; Lafaille, JJ; Hempstead et al.
Cell null
Activation of Trk neurotrophin receptors by glucocorticoids provides a neuroprotective effect.
Jeanneteau, F; Garabedian, MJ; Chao, MV
Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA null
Cell survival through Trk neurotrophin receptors is differentially regulated by ubiquitination.
Arevalo, JC; Waite, J; Rajagopal, R; Beyna, M; Chen, ZY; Lee, FS; Chao, MV
Neuron null
Variant brain-derived neurotrophic factor (Val66Met) alters adult olfactory bulb neurogenesis and spontaneous olfactory discrimination.
Bath, KG; Mandairon, N; Jing, D; Rajagopal, R; Kapoor, R; Chen, ZY; Khan, T; Proenca et al.
The Journal of Neuroscience null
Weixing Zhao et al.
Journal of neuroinflammation, 16(1), 230-230 (2019-11-22)
It is widely accepted that mitochondria have a direct impact on neuronal function and survival. Oxidative stress caused by mitochondrial abnormalities play an important role in the pathophysiology of lipopolysaccharide (LPS)-induced memory impairment. Elamipretide (SS-31) is a novel mitochondrion-targeted antioxidant.

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

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