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Merck
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主要文書

安全性情報

17-10387

Sigma-Aldrich

LentiBrite GFPコントロールレンチウイルスバイオセンサー

別名:

Lentiviral biosensor control particles

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About This Item

UNSPSCコード:
12352207
eCl@ss:
34360190
NACRES:
NA.51

メーカー/製品名

Chemicon®
LentiBrite

品質水準

テクニック

cell based assay: suitable
immunocytochemistry: suitable
immunofluorescence: suitable
transfection: suitable

検出方法

fluorometric

輸送温度

dry ice

詳細

Nature Methodsでメルクのアプリケーションノートをお読みください!
http://www.nature.com/app_notes/nmeth/2012/121007/pdf/an8620.pdf
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バイオセンサーは、生きた状態の細胞に特定のタンパク質が含まれるかどうかを検出するだけでなく、そのタンパク質の細胞内部位を検出するためにも使用できます。細胞内目標タンパク質を可視化するための手法としては、蛍光顕微鏡検査あるいは低速度撮影ビデオキャプチャのいずれにおいても蛍光標識がよく用いられます。生細胞を破壊せずに可視化できれば、研究者はリアルタイムで細胞の状態を観察できるようになります。

レンチウイルスベクターシステムは、遺伝子産物を細胞に導入するために幅広く使用されている研究用ツールです。レンチウイルストランスフェクションは、化学に基づくトランスフェクションなどの非ウイルス的な手法、例えば分裂/非分裂細胞の高効率トランスフェクション、導入遺伝子の長期安定発現、および低免疫原性などよりも優れています。

EMD Milliporeは、LentiBriteレンチウイルスバイオセンサーを導入しています。オートファジー、アポトーシス、および細胞構造の重要かつ基本的なタンパク質をコードする新しいパッケージ済みのレンチウイルス粒子製品群であり、生細胞のさまざまな細胞状態や病態、およびin vitro分析での可視化を可能にします。
  • パッケージ済み、GFPおよびRFPで蛍光標識済み
  • 従来の化学に基づく手法やその他の非ウイルスベースの手法よりも高効率なトランスフェクション
  • 初代細胞または幹細胞などの、分裂/非分/トランスフェクションが困難な細胞タイプのトランスフェクションが可能
  • 細胞機能を破壊しない

EMD MilliporeのLentiBrite GFPコントロールレンチウイルス粒子は、明るい蛍光発光をもたらしてトランスフェクションが困難な細胞タイプの生細胞分析を可能にします。
遺伝子によってコードされた蛍光タンパク質の使用は、細胞と細胞下構造をリアルタイムで画像化できるようにして細胞生物学に大きな変革をもたらしました。 多様な蛍光タンパク質を用いることができますが、これらのタンパク質の生細胞画像化への適性にはばらつきがあります。 EMD MilliporeのLentiBriteTM GFPコントロールレンチウイルスバイオセンサーは、ヒトモシクラゲGFP様タンパク質の改良型変異体TagGFP2を採用しています。TagGFP2は、EGFPに匹敵する明るい緑色蛍光発光を示し、最大励起波長と最大発光波長はそれぞれ483 nmおよび506 nmです。 TagGFP2は、特に37°Cでの発現に合わせて最適化されているため、哺乳類細胞への使用に最適です。 EMD MilliporeのLentiBrite GFPコントロールレンチウイルス粒子は、明るい蛍光発光をもたらしてトランスフェクションが困難な細胞タイプの生細胞分析を可能にします。

アプリケーション

蛍光顕微鏡検査
画像処理:
(データシートの図1を参照)
HeLa細胞をチャンパースライドに塗布し、レンチウイルス粒子を用いて40のMOIで24時間かけて導入を行いました。 培地を交換してさらに48時間培養してから、細胞をホルムアルデヒドで固定して標本化しました。 画像撮影は、オイルイマージョン広視野蛍光顕微鏡により行いました。 GFPは、均一な緑色の細胞内蛍光分布を示しました。


免疫細胞染色の比較:
(データシートの図2を参照)
図1と同じように(データシートを参照)、U2OS細胞をチャンパースライドに塗布し、レンチウイルス粒子を用いて40のMOIで24時間かけて導入を行いました。 24時間後に培地を交換してから、細胞をさらに48時間培養しました。

トランスフェクションが困難な細胞タイプ:
(データシートの図3を参照)
初代細胞タイプHUVECまたはHuMSCをチャンパースライドに塗布し、レンチウイルス粒子を用いて40のMOIで24時間かけて導入を行いました。

その他の細胞タイプ:
(データシートの図4を参照)
初代ラット皮質ニューロン細胞を、図1のように処理しました(データシートを参照)。

蛍光強度は時間とともに弱くなるため、特にトランスフェクションが困難な細胞株で最適な蛍光画像を得るには、トランスフェクション/インフェクションから24~48時間後に標的発現レベルを分析することが推奨され、これにより最適な生細胞分析が得られます。感染細胞は、トランスフェクション/インフェクションが正常終了したら凍らせて、さらに培養液中で融解すれば、24~48時間が経過しても陽性蛍光発現が維持されます。 蛍光発現の長さと強度は、細胞株によって異なります。トランスフェクションが困難な細胞株には、より高いMOIが必要になる場合があります。
研究カテゴリー
細胞構造
研究サブカテゴリー
すべて

構成

TagGFP2レンチウイルス:
1バイアルに、1 mLあたり少なくとも3 x 10E8感染単位(IFU)のレンチウイルス粒子を25 µL含む。
ロットに固有の力価情報については、データシートの製品仕様に記載されているロットごとの“バイアル力価”をご覧ください。


プロモーター
EF-1(延長因子-1)


感染多重度(MOI)
MOI = 感染している細胞の数に対する感染レンチウイルス粒子の数(IFU)の比率。
高い導入効率とシグナル強度が得られる一般的なMOI値は、20~40の範囲です。 この標的の場合は、さらに低いMOIが必要になる細胞タイプ(HT-1080、HeLa、U2OS、ヒト間充織幹細胞(HuMSC)など)もあれば、さらに高いMOIが必要になる細胞タイプ(ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)など)もあります。
注:必要な導入効率とシグナル強度が得られるように、MOI値は各細胞タイプとレンチウイルス標的ごとにご自身で決定して最適化してください。

品質

HT-1080細胞を導入し、蛍光画像処理によって導入効率を判定することにより評価しました。

物理的形状

PEG沈殿

保管および安定性

保管および取扱い
レンチウイルスは、-80°Cで保存した場合に受領日から最低4カ月間安定です。 初回の融解後は速やかに氷上に置き、実用アリコートは-80°Cで凍結してください。 凍結アリコートは最低2ヵ月間保存できます。 これ以上凍結融解すると、ウイルス力価と導入効率の低下を招くおそれがあります。

安全性に関する重要事項
本製品に添付されている第3世代ベクターなどの複製欠損レンチウイルスベクターが、ヒトや動物で何らかの疾患を引き起こすことは知られていません。 しかし、レンチウイルスは一体化して宿主細胞ゲノムを形成する可能性があるため、挿入型変異のリスクをもたらすおそれがあります。 原料はリスクグループ2であり、BSL2管理下で取り扱う必要があります。 レンチウイルスベクターのバイオセーフティーに関する詳細な考察は、Pauwels, K. et al. (2009). State-of-the-art lentiviral vectors for research use: Risk assessment and biosafety recommendations. Curr.Gene Ther.9: 459-474に記載があります。

法的情報

CHEMICON is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

保管分類コード

10 - Combustible liquids

WGK

WGK 2


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

17-10387:


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

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