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ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)

average M_n 85,000

• 別名: NIPAM共重合体, PNIPAM, ポリNIPAM, ポリアクリルアミド, NIPAMポリマー
• 化学式: CH₃(C₆H₁₁NO)_nCH₃
• CAS番号: 25189-55-3
• MDL番号: MFCD00284282
• UNSPSCコード: 12162002
• NACRES: NA.23

特性

• フォーム: crystals
• 分子量: M_n 60,000-110,000 Da by MALLS (GPC); average M_n 85,000
• 色: white to off-white
• mp: 96 °C
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: CC(C)NC(=O)C=C
• InChI: 1S/C6H11NO/c1-3-5-7-6(8)4-2/h4H,2-3,5H2,1H3,(H,7,8)
• InChI Key: WDFKEEALECCKTJ-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)（PNIPAM）は、生物医学的研究の用途で使用される温度応答性共重合体です。PNIPAMは、32℃超に熱すると可逆性の下限臨界溶液温度（LCST）型の相転移を起こし、可溶性材料から不溶性材料に転移します。また、PNIPAMはしばしば架橋結合し、可逆的に熱収縮および膨張するハイドロゲルを生成します。また、ポリ（N-イソプロピルアクリルアミド)は容易に官能基化し、温度応答性を示す両親媒性ブロック共重合体の合成における親水性ブロックとして使用されています。PNIPAMのLCSTとヒトの体温が近いため、PNIPAM材料はしばしば組織光学および制御型薬物送達研究の用途に使用されています。

アプリケーション

PNIPAMはスマートヒドロゲルの形成に使用でき、センサー、燃料セル、スーパーコンデンサー、およびリチウムイオンバッテリーに使用できる可能性があります。また、分子ナノ温度計の製造にも使用できます。再現性の高い表面増強ラマン散乱（SERS）シグナルを出しやすいミクロゲルを形成できるよう、PNIPAMは金ナノ粒子（AunP）でコーティングしています。

温度感受性ポリマーは、ヒドロゲルの形成に使用することが可能です。温度が約32°Cまで上昇すると、ポリマー水溶液は、可溶性状態から不溶性状態へと相転移します。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable