神経科学研究の転換
高感度SMC®神経科学イムノアッセイ
高感度イムノアッセイによる神経科学バイオマーカーの検出
タンパク質バイオマーカーはここ数十年間で、特にアルツハイマー病、多発性硬化症、外傷性脳損傷などの疾患の治療薬のターゲットとして神経科学研究において注目されるようになっています。この分野における最近の取り組みでは、主要なバイオマーカーについて、血液サンプルを用いた試験を取り入れ始めています。その理由は、患者からの採取が困難で、ほとんどの場合に限られた量しか採取できない脳脊髄液(CSF)と比較して、血清および血漿サンプルは格段に入手しやすく、汎用性に優れているためです。多くの主要なバイオマーカーは発現量が低いため、従来のイムノアッセイ法より高感度なアッセイを開発する必要があります。
強力で直感的なSMCxPRO®イムノアッセイシステムと1分子カウント(SMC®)高感度イムノアッセイキットを使用することにより、健常から疾患状態にいたるまで、主要な神経タンパク質アナライトを高精度かつ確実に測定します。
ラインナップを拡大中の高感度アッセイより、以下の主要な神経バイオマーカーを解析できます。
- Neurofilament Light Chain (NF-L)
- Total Tau
- Phospho-Tau (T181)
- Amyloid Beta
- Total Alpha Synuclein
- Phospho-Alpha Synuclein (S129)
- Brain-Derived Neurotrophic Factor (BDNF)
- Glial Fibrillary Acidic Protein (GFAP)
新製品:SMC® Neurofilament Light Chain(NF-L)High Sensitivity Immunoassay Kit
軸索損傷の際に産生されるNeurofilament Light Chain(NF-L)は、脳生物学において広範囲に適用可能なマーカーであり、血液ベースのバイオマーカー研究における高感度イムノアッセイの有用性をこれほど明確に示すアナライトはありません。SMCxPRO®プラットフォームの高感度SMC®イムノアッセイ技術により、NF-Lなどの血中濃度が低い神経変性バイオマーカーの研究やわずかな発現変化のプロファイリングが可能になります。
新しいSMC® Human NF-L High Sensitivity Immunoassay Kitの詳細については、以下のフォームに必要事項をご記入の上、送信してください。この研究ツールに関する詳細な情報を提供いたします。
代表的なキットのデータ:標準曲線レンジと血清NF-L測定値

A.アルツハイマー病(AD)および(健常/非AD)ヒトサンプルの市販品を入手し、プロトコルに従ってSMC® NF-Lアッセイを実行した。血清(n=10、赤)、K2 EDTA血漿(n=10、緑)、およびCSF(n=5、黄)のサンプルは、標準曲線レンジ(青)の範囲内だった。

B.AD(n=10)のNF-L血清濃度は、正常(n=6)サンプルのほぼ2倍を示した。
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