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乳製品

米国における乳製品の規制

米国の乳製品の規制は、主に州ごとに決められており、州と連邦機関の間で頻繁に調整が行われています。牛乳の安全性に関する各州の規制機関との連携の詳細については、FDAのウェブサイトをご参照ください。

カナダにおける乳製品の規制

包括的なカナダの乳製品に関する規制の概要は、カナダ政府のウェブサイトに掲載されています。

世界の乳製品取引団体の概要

世界には地域ごとに数多くの乳製品の貿易産業組織があります。一般的に知られている組織を以下にいくつか挙げますが、これはすべてを網羅しているものではありません。

米国の乳製品団体

カナダの乳製品団体

欧州の乳製品団体

米国における食肉の規制

カナダにおける食肉の規制

カナダ食品検査庁(CFIA)は、カナダ国内の食肉/鶏肉製品が安全で健全なものであることを検証します。また、CFIAは登録施設と非登録施設についてラベル表示の順守状況を監視し、肉の品質と小売価格の客観的な基準に基づく等級付けプログラムの実施を監査しています。

Safe Food for Canadians Act(カナダ食品安全法)には、商品別の要件が記載されています。これらの規制に関する最新情報は、カナダ政府のウェブサイトに掲載されています。

米国における細胞培養肉製品の規制

細胞培養肉をめぐる正式な法律は保留のままですが、FDAとUSDAは規制監督のための正式な協定を発表しています。

FDAは、細胞の採取、細胞バンク、細胞の成長と分化を監督します。USDA-FSISは、家畜や家禽の細胞に由来する食用食品の細胞採取段階、製造、表示を監督します。

カナダにおける細胞培養肉製品の規制

2020年7月現在、カナダでは細胞培養された肉に特化した規制はありません。監督責任を負う可能性の高い規制機関としては、Health Canada(カナダ保健省)、CFIA、Agriculture and Agri-Food Canada(カナダ農務・農産食品省)などが挙げられます。

細胞培養肉関連の規制の枠組みに合理的に影響を及ぼすと考えられる、既存の食品に関する規制を以下に示します。

  • Safe Food for Canadians Act (SFCA)(カナダ食品安全法)。商品ごとの食品検査要件の大部分と、食肉製品および食用動物に関する特定の要件が収録されています。
  • Food and Drugs Act(食品・医薬品法)
  • Canadian Food Inspection Agency Act(カナダ食品検査庁法)
  • Health of Animals Act(動物衛生法)

細胞培養肉業界団体(米国およびカナダ):

米国における植物性代替肉の規制

Plant-Based Foods Association(植物性食品協会)は、業界標準の唯一の枠組みを開発しました。「Certified Plant-Based Standard(認証植物性食品標準)」は、米国科学財団に認定されています。現在、PBFAはFDAに検討を働きかけています。

詳細は、業界団体である、Plant-Based Foods Association(植物性食品協会)をご参照ください。

カナダにおける植物性代替肉の規制

カナダでは、植物性代替肉のほとんどが「シミュレートされた肉およびシミュレートされた家禽製品」とみなされ、Canadian Food Inspection Agency(カナダ食品検査庁)(CFIA)によって規制されています

関連する規制としては、Safe Food for Canadians Act(カナダ食品安全法)やFood and Drug Act(食品・医薬品法)などがあります。B.01.100(4)、FDR(ラベル表示)。

詳細については、業界団体である、Plant-Based Foods Canada(カナダ植物性食品協会)をご参照ください。

果物・野菜の業界団体の概要

世界には数多くの果物・野菜の業界団体があります。以下に、米国とカナダの組織を示します。

米国の果物・野菜業界団体

カナダの果物・野菜業界団体

バイオエンジニアリングまたは遺伝子組換え食品(GMO)

バイオエンジニアリング食品またはGMOは、食品業界ではかなり新しい分野です。歴史的に見ても、バイオエンジニアリング食品や遺伝子組換え作物を含む食品の承認に対する各国の姿勢はさまざまです。 人口増加に伴い、耐久性や栄養価を向上させるために農産物の遺伝子組換え技術が利用されていますが、アレルゲン性や人の健康への影響が懸念されています。

バイオエンジニアリングを用いて製造された食品、またはバイオエンジニアリングを用いて製造された原材料を含む食品は、2020年1月1日以降、米国においてバイオエンジニアリング食品として開示しなければなりません。

米国の果物・野菜類の規制

カナダの果物・野菜類の規制

米国の飼料の規制

米国FDAは、動物の飼料原材料として使用されることを意図したもの、原材料や飼料の一部となることを意図したもの、または動物の飲料水に添加されることを意図したものを動物用食品と定義しています。

米国には、動物飼料管理に関する専門機関が2つあります。

Association of American Feed Control Officials(米国飼料検査官協会)(AAFCO):州、連邦、国際規制協会は、FDAが認めた審査機関です。 連邦政府や州政府が採用するモデル法や規制、成分承認の策定を支援します。 この協会は、州政府と連邦政府間を調整するパイプ役としても機能しています。

National Research Council(全米研究評議会)(NRC): この評議会では、飼料原料の栄養成分について、国内の動物種を対象とした飼料ライブラリーを作成し、公開しています。 その委員会は8~10年ごとに開催されており、犬、猫、ウサギ、羊、牛(牛肉と乳製品)、馬、ヤギ、実験動物など、ほとんどの動物を対象としています。ライブラリーは、提供される飼料の品目(たとえば、缶詰、ペレット、総合混合飼料)に基づいています。

米国には、他にもAmerican Feed Industry Association(AFIA)(米国飼料産業協会)や、Pet Food Institute(ペットフード協会)などがあります。

カナダの飼料の規制

カナダの飼料の定義は、米国とは若干異なります。カナダでは、Feeds Act(飼料法)第2条により「飼料」は以下のように定義されています。

「~アミノ酸、酸化防止剤、炭水化物、調味料、酵素、脂肪、ミネラル、非タンパク質窒素製品、タンパク質、ビタミンを含む物質または物質の混合物、または造粒剤、着色剤、発泡剤、香料を含む物質、

  1. その他、家畜が消費するため、
  2. 家畜の栄養要求を満たすため、または
  3. 家畜の栄養障害を予防・修正する目的で使用するために製造・販売・表示される物質、

またはそのような物質または物質の混合物に使用される物質。」

現在、Feeds Act(飼料法)および規則で規制されているのは、牛、馬、羊、ヤギ、豚、家禽(鶏、七面鳥、アヒル、ガチョウ)、魚、キツネ、ミンク、ウサギなどの家畜種の飼料です。

その他の種の飼料は、Feeds Act(飼料法)および規則の対象外です。ただし、CFIAが管理する他の当局のもとで、輸出入の要件が課せられる場合があります。

カナダには、動物飼料管理に関する専門機関が1つあります。

Association of American Feed Control Officials(米国飼料検査官協会)(AAFCO):州、連邦、国際規制協会は、米国とカナダの両方を統括しています。FDAやHealth Canada(カナダ保健省)/CFIAのレビュー機関として認められています。 この協会は、モデルとなる法律や規制の策定、成分の承認を支援し、州、地域、連邦機関の間で調和を図るパイプ役を果たしています。

カナダには、他にもAnimal Nutrition Association of Canada(カナダペット栄養協会)や、Pet Food Association of Canada(カナダペットフード協会)などがあります。

業界規制

業界規制

ISO22000は、食品安全管理システムに関する認証規格です。食の安全への危害を制御し、食品の安全な摂取を保証するために、組織が従わなければならないガイドラインとベストプラクティスを定義しています。FSSC22000は、ISO22000の要求事項を包含し、それを拡張したものです。

食品・飲料に関する国の規制

食品・飲料に関する国の規制

権威ある世界的規制機関が存在する一方で、各地域にはその国で輸入/生産される食品や飲料に対する国固有の規制もあります。 ここでは、北米、欧州、アジア、オーストラリアの地域別に分類された、特定の国における規制当局の概要を一部ご覧いただけます。

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