アプリケーションノート:反射率測定-ハチミツ中のヒドロキシメチルフルフラール(HMF)
バルビツール酸誘導体およびアミノフェナゾン誘導体を用いた変換後の反射率測定
分析前処理
ハチミツ 2.5 gを試験容器に量り取り、分析用水 約4 mLで溶解し、10 mLメスフラスコに定量的に移し、標線まで分析用水を加えます。必要に応じて、上記の指示に従い、多くの量のサンプルを調製します。
ブランク
すべてのタイプのハチミツで、固有の色によって、ある程度強力なブランク値が得られます。このブランク値は、調製したハチミツサンプル溶液にブランクストリップを浸漬し、それを反射計で測定して決定します。バーコードを使用して、事前にHMF法を選択します。
明るい色のタイプのハチミツを検討するときでも、ブランク値を考慮に入れることが得策です。
分析
反射計のSTARTボタンを押し、同時に、テストストリップの両方の反応ゾーンを、調製したサンプル(15~30℃)に1秒間浸漬します。ストリップの長辺を伝わらせて吸水性のペーパータオルに余分な液を流します。
反応時間終了の約10秒前に、反応ゾーンをディスプレイに向けて、ストリップアダプターにテストストリップを挿入します。
反応時間終了後、ディスプレイからヒドロキシメチルフルフラール(mg/L)として結果を読み取ります。
結果[mg/L]は自動保存されます。(Rqflex®操作方法およびReflectoquant®ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)テストの添付文書を参照してください。)
計算式
HMF含有量[mg/kg] =(測定結果 [mg/L] - ブランク [mg/L]) x 4 / 1.4
測定結果
50種類のハチミツの一連のテストを、Reflectoquant® HMFテストを用いて行いました。結果を、公式のDIN方法DIN 10751-3(HPLC)を用いて得た結果と比較しました。計算式で用いたファクター1.4を用いて、テストに対するハチミツマトリックスの影響のバランスを取ります。
図1.HMF ReflectoquantとHPLCの比較
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