オレフィンメタセシス

Slide 1 of 3

開環メタセシスは、環ひずみを軽減する力によって駆動されます。過剰な二次反応の相手が存在しない場合に重合が起こります。

クロスメタセシスは、2つのオレフィンを分子間反応で結びつけ、開始オレフィンのそれぞれから置換基をもつオレフィンを生成します。

拡大し続ける最新のオレフィンメタセシス用製品を取り揃え、お客様の新たな最先端領域へのアクセスに貢献することをお約束します。化学合成用オレフィンメタセシス触媒による科学への貢献という目標を共にして、Sigma-AldrichはUmicore PMCと提携しました。この提携によって品質の高いUmicore PMCのGrubbs触媒を供給し、その開発技術にも触れることが可能となりました。Grubbs触媒をmg単位からkg単位まで迅速かつ確実にお届けします。価格にはUmicore PMCのライセンス料が含まれています。さらに、ノーベル化学賞を受賞したRobert Grubbs教授らの監修によるガイドブックも提供しています。

オレフィンメタセシスのベスト・プラクティス

濃度を考慮する：クロスメタセシス反応は濃縮して行い、大環化反応は希釈して行います。
酸素を除去する：Grubbs触媒を添加する前に、不活性ガス雰囲気下で脱気処理した溶媒を用いて反応を行うことで、触媒の寿命と効率が改善します。反応中の脱気処理により、メタセシス反応で生じたエチレンを効率的に除去できます。
溶媒の選択：溶解性を考慮し、可能であれば、シクロヘキサン、トルエン、ジクロロメタンなどの非配位性溶媒を使用します。
メタセシス反応のプランニングや問題解決には、メタセシス応用ガイドをご利用ください。