ライブセルイメージング試薬
リアルタイムでのライブセルイメージングにより、静的な瞬間のみを捕捉する固定イメージングやPCRなどの伝統的なエンドポイント技術を用いた観察では見逃されてしまう、動的な細胞イベントをモニタリングすることが可能です。私たちのライブセルイメージング試薬のポートフォリオには、細胞追跡用の新規蛍光細胞標識技術、蛍光レンチウイルスバイオセンサー、伝統的な蛍光色素やプローブが含まれており、リアルタイムで細胞イベントを解析できます。これらの試薬は、CellASIC® ONIX2マイクロ流体ライブセルイメージングシステムなどのリアルタイム培養・イメージングシステムにより、動的な細胞イベントの捕捉に適しています。
PKHおよびCellVue™蛍光細胞リンカーラベリング
PKHおよびCellVue™蛍光細胞リンカーキットは、長期ライブセルイメージング実験用に生細胞の蛍光膜標識を行います。
PKHおよびCellVue™色素の主な特徴は、以下のとおりです。
- In vivoで生細胞上で最長100日間安定
- 真核細胞、細菌、および寄生虫などさまざまな用途に利用可能
- 重大な色素の漏出または細胞間移行がない
- 均一かつ再現性のあるシグナル
- 異なる分光の色素によりマルチカラー分析が可能
- 他の蛍光標識と互換性あり
- 7,000超の文献で引用
LentiBrite™蛍光レンチウイルスバイオセンサー
LentiBrite™ 蛍光レンチウイルスバイオセンサーは、オートファジー、アポトーシス、および細胞構造に関連する蛍光タンパク質をコードするパッケージ済みのレンチウイルス粒子製品であり、生細胞におけるこれらのプロセスからの洞察を提供します。
レンチウイルスバイオセンサーの特徴は、以下のとおりです。
- パッケージ済みですぐに使える単量体GFP&RFPタグ付きフォーマット
- バイアルあたりのタイター:3 x 108 IFU/mL以上
- 化学的なトランスフェクション法よりも優れた導入効率
- 初代細胞または幹細胞などの分裂細胞、非分裂細胞、およびトランスフェクションが困難な細胞向け
- 細胞機能を破壊しない
BioTracker ™ Live Cell Fluorescent Dye・Stain
BioTracker™ Live Cell色素は、オルガネラ標識、アポトーシス検出、細胞生存およびセルヘルス分析、低酸素症モニタリング、活性酸素種追跡、カルシウム指標機能、ならびに神経および幹細胞(SCR150、SCT029、SCT046)培養などの生細胞アプリケーション用の細胞浸透色素です。
BrightCell™ Photostable Media
BrightCell™ Photostable Media製品は、蛍光顕微鏡に用いられる高エネルギー光の長時間の照射から細胞を保護できる培地と添加剤です。BrightCell™培地製品は、自己蛍光や光退色もきわめて小さく、蛍光ライブセルイメージングのデータ品質が劇的に改善されています。
- MEMO™培地は、細胞へのブルーライトの照射前および照射中にDMEMに置き換えて使用
- NEUMO™培地は、ニューロン細胞培養用に開発され、ライブセルイメージング中にNeurobasal培地に置き換えて使用
- SOS™サプリメントは、B-27®、NS21、SATOおよびN2などの光毒性無血清サプリメントに置き換えて、ライブセルイメージング中に必須のタンパク質を維持する
LuminiCell Tracker™蛍光ナノ粒子
LuminiCell Tracker™蛍光ナノ粒子は、長期細胞追跡実験用の効果的でシンプルな毒性のない試薬です。 これらの細胞追跡用色素は、凝集誘起発光(AIE)技術に基づいて、生体適合性で細胞透過性の蛍光ナノ粒子(AIEドット)にカプセル化されており、長期間にわたるバイオイメージングアプリケーションで光安定性、超高輝度蛍光、低細胞毒性が向上します。
- より明るい:他の多くの細胞標識技術と比べて10倍明るい
- 光安定性:シグナルが消光することなく、蛍光の持続時間が3倍
- 生体適合性:生体アプリケーション用に開発された毒性のない有機ナノ粒子
- 迅速プロトコル:わかりやすいプロトコルで、細胞を4時間以内に標識可能
続きを確認するには、ログインするか、新規登録が必要です。
アカウントをお持ちではありませんか?