P9767

パルミチン酸ナトリウム

≥98.5%

• 別名: パルミチン酸 ナトリウム塩, ヘキサデカン酸 ナトリウム塩
• 化学式: CH₃(CH₂)₁₄COONa
• CAS番号: 408-35-5
• 分子量: 278.41
• Beilstein: 3575882
• EC Number: 206-988-1
• MDL番号: MFCD00002749
• UNSPSCコード: 12352211
• PubChem Substance ID: 24899061
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: plant (palm)
• アッセイ: ≥98.5%
• フォーム: powder
• mp: 283-290 °C (lit.)
• 官能基: ester
• 脂質タイプ: saturated FAs
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: [Na+].CCCCCCCCCCCCCCCC([O-])=O
• InChI: 1S/C16H32O2.Na/c1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12-13-14-15-16(17)18;/h2-15H2,1H3,(H,17,18);/q;+1/p-1
• InChI Key: GGXKEBACDBNFAF-UHFFFAOYSA-M

詳細

アプリケーション

パルミチン酸ナトリウム（PA）は以下の用途に使用されています：

• 反応性酸素種（ROS）生成の活性化によるマウスマクロファージ細胞株RAW264.7細胞株における炎症および血栓症経路、ウエスタンブロット法によるヤーヌスキナーゼ（JNK）シグナル伝達とヒストンH3の放出およびMTTアッセイによる細胞生存率の誘発
• ウエスタンブロット分析および定量的PCR分析によるPA誘発性脂肪形成と関連のシグナル伝達経路に対するイリシンの影響を解析するためのAML12細胞および初代肝細胞における脂肪形成の誘発
• HepG2細胞株に細胞の脂肪変性を誘発しオイルレッドO染色によって脂質累積を測定するための遊離脂肪酸混合物の成分

生物化学的／生理学的作用

パルミチン酸ナトリウムはパルミチン酸のナトリウム塩で、硬質石鹸の成分です。パルミチン酸は一般的な飽和酸で脂肪酸合成の際に産生されます。パルミチン酸ナトリウムは、様々な細胞株において脂肪形成、細胞の脂肪変性を増進します。パルミチン酸塩は、脂肪酸蓄積の増進によってヒト上皮成長因子受容体2（HER2）/neu-陽性細胞およびMCF-7のような乳がん細胞株における細胞死を誘発します。パルミチン酸ナトリウムは、グリコーゲンシンターゼキナーゼ-3β（GSK3β）の発現を誘発することによってL02およびHepG2肝細胞にリポアポトーシスを誘発します。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves