H7006

HEPES ナトリウム塩

≥99.0% (titration)

• 別名: 2-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)エタンスルホン酸ナトリウム, 4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-エタンスルホン酸 ナトリウム塩, N-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-N′-(2-エタンスルホン酸) ナトリウム塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₈H₁₇N₂NaO₄S
• CAS番号: 75277-39-3
• 分子量: 260.29
• EC Number: 278-169-7
• MDL番号: MFCD00036463
• UNSPSCコード: 12161700
• PubChem Substance ID: 24895780
• NACRES: NA.25

特性

• 品質水準: 400
• アッセイ: ≥99.0% (titration)
• フォーム: powder
• 保管条件: dry at room temperature
• テクニック: HPLC: suitable
• 色: white
• pH: 10-12 (1 M in water)
• 有効pH範囲: 6.8-8.2
• pKa (25 °C): 7.5
• 溶解性: water: 0.1 M, clear, colorless
• 適合性: suitable for mass spectrometry
• アプリケーション: diagnostic assay manufacturing; general analytical (; ); life science and biopharma; metabolomics
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: [Na+].OCCN1CCN(CC1)CCS([O-])(=O)=O
• InChI: 1S/C8H18N2O4S.Na/c11-7-5-9-1-3-10(4-2-9)6-8-15(12,13)14;/h11H,1-8H2,(H,12,13,14);/q;+1/p-1
• InChI Key: RDZTWEVXRGYCFV-UHFFFAOYSA-M

詳細

詳細

HEPES塩、あるいは4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-エタンスルホン酸ナトリウム塩は、生物学および生化学の研究に広く使用されている双性イオン性生理的緩衝液です。pH 6.8～8.2の緩衝範囲を有するため、さまざまな研究用途に最適です。HEPESは、細胞培養培地を緩衝するためにもよく選択され、トリスやリン酸塩などの代替品より細胞毒性が低いといった長所があります。

細胞生物学および生化学の研究に広く使用されているHEPESは、幅広いpH範囲で安定し、また金属イオン結合が極めて弱いことから、タンパク質精製および抽出プロトコルでさまざまに使用できることは明らかです。さらにHEPESは、免疫沈降、細胞溶解、生細胞イメージングなどの種々の生物学的および生化学的プロセスに役立つことが分かっており、多用途のツールとして幅広い研究に使用されています。

アプリケーション

HEPESバッファーには以下の用途があります：

• 金属イオンを用いるほとんどの研究
• 金属イオンを用いる研究におけるトリスおよびリン酸塩の代替品
• 植物研究における破砕バッファー
• ゲル電気泳動におけるランニングバッファー
• エレクトロポレーション実験のバッファー
• ブラッドフォードまたはビシンコニン酸（BCA）アッセイ
• 赤血球中のタンパク質の損傷を防ぐための抽出バッファー

以下に使用されています：

• 低スクロースバッファーを調製する際のバッファー成分として
• 疑似生理的溶液であるmodified Hanks溶液のバッファー成分として

特徴および利点

• 重金属汚染物質のレベルが低いことが試験により確認済みで、さまざまな用途への適合性が保証されている
• 水溶性が高い
• 金属イオン結合が極めて弱い
• トリスやリン酸塩などの他のバッファーより細胞毒性が低い
• 幅広いpH範囲で安定している

物理的形状

凍結乾燥粉末、噴霧乾燥粉末、または結晶。

その他情報

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安全性情報

• 保管分類コード: 13 - Non Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)