E8656

易熱性エンテロトキシンBサブユニット(LTB) 大腸菌由来

recombinant, expressed in Pichia pastoris, >90% (SDS-PAGE), lyophilized powder

• 別名: LTB
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.77

特性

• リコンビナント: expressed in Pichia pastoris
• 品質水準: 200
• アッセイ: >90% (SDS-PAGE)
• フォーム: lyophilized powder
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: 2-8°C

詳細

アプリケーション

Heat-Labile Enterotoxin, B subunit (LTB) from E. coli has been used in enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA).

生物化学的／生理学的作用

毒素原性大腸菌(Escherichia coli)は易熱性エンテロトキシン(LT)を産生して下痢を引き起こします。LTはペリプラズムタンパク質で、1個のAサブユニット(LTA, 27 kDa)と、非共有結合的に環状5量体を形成する5個のBサブユニット(LTB, 各11.6 kDa)から構成されています。LTBは毒素受容体であるガングリオシドG_M1(哺乳類細胞の表面に遍在的に存在する糖スフィンゴ脂質)に高い親和性を有します。ガングリオシドG_M1はAサブユニットの標的細胞細胞質への輸送を促進し、その結果cAMPが持続的に合成され下痢を引き起こします。こうした特徴から、LTBは細胞表面にガングリオシドGM₁が豊富に存在するミクログリア細胞の優れたマ-カ-となります。加えて、主に動物モデルを用いた複数の研究で、組み換えLTBが血清および粘膜のLTに対する強力な免疫応答を惹起することが示されました。また、LTBが強力な粘膜アジュバントとして使用できることも示されています。

特徴および利点

This compound is a featured product for Cyclic Nucleotide research. Click here to discover more featured Cyclic Nucleotide products. Learn more about bioactive small molecules for other areas of research at sigma.com/discover-bsm.

物理的形状

易熱性エンテロトキシンBサブユニット溶液(0.2M NaCl, 3mM NaN₃, 1mM EDTAナトリウムを含有する0.05M Trisバッファ-(pH 7.5)に溶解)からの凍結乾燥品。

アナリシスノート

活性は、ガングリオシドG_M1コ-トプレ-ト(製品番号 G7641)を用いたELISA法で測定しています。種々の濃度のLTBをガングリオシドG_M1コ-トプレ-トのウェル内でインキュベ-トした後、抗コレラ毒素抗体(製品番号 C3062)および二次抗体としてペルオキシダ-ゼ標識ヤギ抗ウサギIgG抗体(製品番号 A0545)と反応させます。飽和結合率が50%となるLTB濃度は0.12μg/mLです。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H312,H412
• 注意書き: P273 - P280 - P302 + P352 + P312 - P362 + P364 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Dermal - Aquatic Chronic 3
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type ABEK (EN14387) respirator filter