SCT079

BioTracker CoxFluor 生細胞色素

• UNSPSCコード: 12352207
• NACRES: NA.47

特性

• アッセイ: ≥95% (HPLC)
• フォーム: lyophilized
• 分子量: calculated mol wt 501.66
• 包装: pkg of 1 mg
• メーカー／製品名: Millipore
• 保管条件: desiccated; protect from light
• テクニック: cell based assay: suitable
• 色: off-white
• 蛍光検出: λ_ex 540 nm; λ_em 590 nm
• 検出方法: fluorometric
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: −20°C

詳細

詳細

シクロオキシゲナーゼ（COX）は、プロスタグランジン-エンドペルオキシド合成酵素（PTGS）としても知られ、プロスタグランジン生合成の鍵となる酵素です。シクロオキシゲナーゼには構成型 COX-1 と誘導型 COX-2 の2 種類のアイソザイムがあり、発現制御と組織分布が異なります。COX-2 の過剰発現は、炎症性疾患、神経変性疾患、癌において顕著です。COX-2 の活性を、その生育環境下で直接モニターすることにより、タンパク質の活性に及ぼす局所環境の影響を調べる、興味深いアプローチが可能になります。

BioTracker CoxFluor 生細胞色素は、COX-2 のアイソフォーム選択的な活性ベースのセンサーです。 このプローブは、COX-2 阻害剤のスクリーニングアッセイや、共焦点顕微鏡やフローサイトメトリーを用いた生細胞中の COX-2 活性のモニタリングに使用することができます。 CoxFluor は、天然基質と色素前駆体を戦略的に結合させ、COX-2 のシクロオキシゲナーゼ活性とペルオキシダーゼ活性の両方に働きかけます。この触媒作用により、分子動力学とアンサンブルドッキングでサポートを受け、レゾルフィンと天然産物が放出されます。CoxFluor により、マクロファージ生細胞内でのタンパク質発現に依存しない、酸素に依存した COX-2 活性の変化を検出することが可能になりました。

スペクトル特性
吸光度：540 nm
発光：590 nm

参考文献：
1.Yadav, A. K., Reinhardt, C. J., Arango, A. S., Huff, H. C., Dong, L., Malkowski, M. G., ... & Chan, J. (2020).An Activity?Based Sensing Approach for the Detection of Cyclooxygenase?2 in Live Cells.Angewandte Chemie, 132(8), 3333-3340.

アプリケーション

HPLC により純度 ≥ 95% を確認。 HNMR、LC-MS、元素分析により同定。

特徴および利点

共焦点顕微鏡やフローサイトメトリーを用いて生細胞中の COX-2 活性をモニターするための蛍光プローブ。

物理的形状

凍結乾燥品オフホワイト色の固体。

保管および安定性

-20℃ で、乾燥させ遮光して保存してください
注記：開ける前に、バイアルの底に内容物を集めるため、バイアルを軽く遠心してください

その他情報

生細胞蛍光イメージング

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable