物質
polydimethylsiloxane (PDMS)
メーカー/製品名
AXIS™
テクニック
cell based assay: suitable
cell culture | mammalian: suitable
輸送温度
ambient
詳細
AXIS Axon Isolation Deviceは、発生過程の神経突起を容易に分離、観察、解析できるmicrofluidic(微小流体)ツールです。研究用途に応じて4種類のフォーマットを用意しています。
AX90010は、4つのウェル、2つのチャネル(水路)、スリット1組から成る10個のAX900(軸索分離デバイス)から構成されています。2組のウェルはそれぞれ、デバイスの両側のチャネルによって接続されています。2つのチャネルの間には、長さ900 µmのスリットが貫通しています。各スリットの高さは約5 µm、幅は約10 µmで、細胞体がスリット内に流れ込むのを防ぎながら、軸索のみが貫通できるよう設計されています。AX900デバイスにはそれぞれ、およそ120のスリットが貫通しています。
AXIS Axon Isolation Deviceによって、さまざまな細胞種の神経突起伸長を細胞体から効果的に分離することがわかっており(Taylor et al., 2005; Park et al., 2006; Liu et al., 2008; Yang, et al., 2009; Taylor et al., 2009)、組織培養での増殖が可能であれば、おそらくほぼ全ての神経細胞種にご利用頂くことができます。AXISは、不活性な非毒性のポリマーで出来ていますので、AXIS内で増殖する細胞は、数週間維持することができます(Chun et al., 1992; Shibayama et al., 1991)。さらに、本デバイスの製造に使用されるポリマーは、光学的に透明なため、生細胞画像解析、共焦点顕微鏡、微分干渉顕微鏡などの高分解能顕微鏡法を用いて、デバイス内で培養される細胞を観察することができます(Taylor et al., 2005; Park et al., 2006; Liu et al., 2008; Yang, et al., 2009; Taylor et al., 2009)。
AXISのmicrofluidic(微小流体)設計により静水圧が容易に形成されますので、ターゲットとなる化学物質と溶液をデバイスの片側に分離できます(Park et al., 2006)。さらに、免疫細胞化学的手法(IHC)もAXIS Axon Isolation device内で実施することができ、プロトコールがマニュアルに入っています。
AX90010は、4つのウェル、2つのチャネル(水路)、スリット1組から成る10個のAX900(軸索分離デバイス)から構成されています。2組のウェルはそれぞれ、デバイスの両側のチャネルによって接続されています。2つのチャネルの間には、長さ900 µmのスリットが貫通しています。各スリットの高さは約5 µm、幅は約10 µmで、細胞体がスリット内に流れ込むのを防ぎながら、軸索のみが貫通できるよう設計されています。AX900デバイスにはそれぞれ、およそ120のスリットが貫通しています。
AXIS Axon Isolation Deviceによって、さまざまな細胞種の神経突起伸長を細胞体から効果的に分離することがわかっており(Taylor et al., 2005; Park et al., 2006; Liu et al., 2008; Yang, et al., 2009; Taylor et al., 2009)、組織培養での増殖が可能であれば、おそらくほぼ全ての神経細胞種にご利用頂くことができます。AXISは、不活性な非毒性のポリマーで出来ていますので、AXIS内で増殖する細胞は、数週間維持することができます(Chun et al., 1992; Shibayama et al., 1991)。さらに、本デバイスの製造に使用されるポリマーは、光学的に透明なため、生細胞画像解析、共焦点顕微鏡、微分干渉顕微鏡などの高分解能顕微鏡法を用いて、デバイス内で培養される細胞を観察することができます(Taylor et al., 2005; Park et al., 2006; Liu et al., 2008; Yang, et al., 2009; Taylor et al., 2009)。
AXISのmicrofluidic(微小流体)設計により静水圧が容易に形成されますので、ターゲットとなる化学物質と溶液をデバイスの片側に分離できます(Park et al., 2006)。さらに、免疫細胞化学的手法(IHC)もAXIS Axon Isolation device内で実施することができ、プロトコールがマニュアルに入っています。
脊椎動物の神経系が発生すると、ニューロンの生成や分化、シグナル回路の構築、多数のシナプス形成が起こります。特に、分化中の軸索及び樹状突起の形成は、大いに関心が持たれている分野です。この分野は飛躍的な進歩を遂げていますが、in vitroでニューロン伸長を観察できるプラットフォームがなかったため、ニューロンの伸長に関する研究は進みませんでした。神経幹細胞、初代神経細胞または組織片のいずれかを培養して行なう従来の神経突起伸長の実験では、神経突起がランダムに重複的に伸長していました。ニューロンの分化及び成長における軸索、樹状突起、細胞体の特異的役割に関する疑問に答えるには、個々の神経突起及びその機能を空間的に分離して解析することができる、より迅速で専門的な手法が必要です。ミリポアはこの目的を達成するため、神経突起伸長の分離、視覚化、特性解析を行うための最新ツール、Axon Investigation System(AXIS)を提供致します。AXIS は、スライドマウント型のユニークで使いやすいmicrofluidic(微小流体)プラットフォームで、グロスチャンバー及びウェル同士を接続するチャネルを用いて、神経細胞の培養と分化解析を行うことが可能です。AXISは、神経突起を各神経細胞体から物理的に分離します。さらに、チャンバー間に生じる静水圧を使用することで、ニューロンの一部を増殖因子、薬剤化合物、その他の刺激因子と反応させることができます。そうすることによって、軸索、樹状突起、体細胞の解析や、それらがシナプス形成、神経細胞の発生、分化、再生、変性、損傷に果たす役割を研究することが可能になりますので、お客様にとって強力なツールとなります。
細胞株の説明
神経系細胞
アプリケーション
Research Category
ニューロサイエンス
ニューロサイエンス
The AXIS Axon Isolation Devices have been shown to effectively isolate cell bodies from differentiating neurites for a variety of cell types.
構成
AX900が10デバイス
品質
各ユニットのチャネルの幅、長さ、高さに関して、品質確認を行なっております。
保管および安定性
AXISは、室温で乾燥した清潔な場所に保管して下さい。化学物質や直射日光は避けてください。本デバイスは適切な保管条件で保管された場合、製品を受け取った日から6ヶ月間安定です。有効期限を過ぎた試薬は使用しないで下さい。
法的情報
免責事項
Unless otherwise stated in our catalog or other company documentation accompanying the product(s), our products are intended for research use only and are not to be used for any other purpose, which includes but is not limited to, unauthorized commercial uses, in vitro diagnostic uses, ex vivo or in vivo therapeutic uses or any type of consumption or application to humans or animals.
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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