ABS1675

Anti-PXDN/VPO1 Antibody

from rabbit, purified by affinity chromatography

• 別名: Peroxidasin homolog, hsPxd01, Melanoma-associated antigen MG50, p53-responsive gene 2 protein, Vascular peroxidase 1
• UNSPSCコード: 12352203
• eCl@ss: 32160702
• NACRES: NA.41
• クローン: polyclonal
• application: IHC; IP; WB
• 化学種の反応性: bovine, mouse, human
• テクニック: immunohistochemistry: suitable (paraffin); immunoprecipitation (IP): suitable; western blot: suitable
• citations: 4

特性

• 由来生物: rabbit
• 品質水準: 100
• 抗体製品の状態: purified antibody
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: polyclonal
• 精製方法: affinity chromatography
• 化学種の反応性: bovine, mouse, human
• テクニック: immunohistochemistry: suitable (paraffin); immunoprecipitation (IP): suitable; western blot: suitable
• NCBIアクセッション番号: NP_036425
• UniProtアクセッション番号: Q92626
• 輸送温度: wet ice
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... PRG2(5553) , PXDN(7837)

詳細

詳細

ペルオキシダシンホモログ（EC 1.11.1.7、UniProt：Q92626、別名：hsPxd01、黒色腫関連抗原MG50、p53応答遺伝子2タンパク質、血管ペルオキシダーゼ1）は、ヒトのPXDN（別名：COPOA、KIAA0230、MG50、PRG2、VPO、VPO1）遺伝子（Gene ID：7837）によってコードされている。ヒトペルオキシダーゼ1（hsPxd01）は、自然免疫やホルモン生合成に重要な役割を果たすヘムペルオキシダーゼ・スーパーファミリーに属し、そのメンバーにはミエロペルオキシダーゼ（MPO）、好酸球ペルオキシダーゼ（EPO）、ラクトペルオキシダーゼ（LPO）および甲状腺ペルオキシダーゼ（TPO）などが含まれます。ペルオキシダーゼ1は複数ドメインからなるヘムペルオキシダーゼで、臭化物を補酵素として、次亜ハロゲン酸の遊離を介してコラーゲンIVのスルフィリミン結合の形成を触媒します。ペルオキシダーゼ1は、コラーゲンIVの足場に重要な構造的補強を与えるスルフィリミン結合の形成を触媒することにより、組織の発生と構築で重要な役割を担っています。ヒトペルオキシダシン1は、シグナルペプチド配列（アミノ酸1～26）とともに産生され、これを除去すると成熟型タンパク質になります。hsPxd01のN末端領域には、LRRNT（アミノ酸27～63）とLRRCT（アミノ酸192～245）の2つのシステインが豊富なドメインに挟まれた4つのロイシンリッチ（LRR）リピート（アミノ酸87～180）があり、これに4つのC2型Ig様ドメインが続き、さらにC末端には、多くの分泌された細胞外マトリックスタンパク質にみられるフォン・ヴィレブランド因子C型ドメイン（VWFC、アミノ酸1413～1471）があります。

特異性

このポリクローナル抗体は、ヒトVPO1/PXDNタンパク質（UniProt：Q92626）の両スプライシングアイソフォームに存在するN末端領域に対して反応しますが、この領域はMPO、LPO、EPOおよびTPOには保存されていません（Cheng, G., et al. (2011).Free Radic.Biol. Med. 51(7):1445-1453）。

免疫原

エピトープ：LRRNTドメイン

ヒトPXDN/VPO1のLRRNTドメイン配列に相当するKLH結合直鎖ペプチド

アプリケーション

この抗PXDN抗体は、PXDNの検出において、ウェスタンブロッティング、免疫組織染色（パラフィン）および免疫沈降での使用が検証されています。

免疫組織染色：希釈倍率1:400で使用、マウス肺組織切片でVPO1を検出できます（Guangjie Cheng, M.D., Emory University, GA, U.S.A.、厚意による提供）。
免疫沈降：トランスフェクトしたVPO1を安定発現させたHEK293細胞において、最初の20分間の[32S]-Metパルス標識の20時間後に、細胞ライセートからではなく、培養上清からすべての放射性標識VPO1を免疫沈降させました（Cheng, G., et al. (2011).Free Radic.Biol. Med. 51(7):1445-1453）。
ウェスタンブロッティング：代表的なロットは、外因性トランスフェクトしたVPO1を安定発現させたHEK293細胞を、NaBu（カタログ番号：567430）処理によってヒストン脱アセチル化酵素を阻害後、全細胞ライセート中の細胞性VPO1と濃縮培養液中の分泌型VPO1が検出されています（Cheng, G., et al. (2011).Free Radic.Biol. Med. 51(7):1445-1453）。
ウェスタンブロッティング：ヒト、マウス、ウシの血清サンプルでVPO1が検出され、LPSまたはTNFαで刺激したHUVECのライセートでは、時間依存的に細胞内VPO1を上方制御しました（Cheng, G., et al. (2011).Free Radic.Biol. Med. 51(7):1445-1453）。

品質

ヒト血漿中のウェスタンブロッティングで評価されています。

ウェスタンブロッティング：2.0 µg/mLで使用、10 µgのヒト血漿中でVPO1を検出できます。

ターゲットの説明

実測値：約165 kDa算出値：162.4/165.3 kDa（ヒトアイソフォーム1成熟型／プロフォーム）、77.50/80.33 kDa（ヒトアイソフォーム2成熟型／プロフォーム）および162.4/165.1 kDa（マウス成熟型/プロフォーム）一部の細胞ライセートでは、特性が明らかになっていないバンドが認められることがあります。

物理的形状

精製ウサギポリクローナル抗体、0.1 M Tris-グリシンバッファー溶液、0.02%アジ化ナトリウム含有

その他情報

濃度：ロットに固有のデータシートを参照してください。

安全性情報

• 保管分類コード: 12 - Non Combustible Liquids
• WGK: nwg
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable